大谷翔平は野球の神様⚾
おしかったですね。三冠王。でも、二冠と50/50、トリプル3は達成しました。
日本人選手が野球の本場アメリカに渡って、これだけの成績を残すことを、数年前まで誰が想像したでしょうか。
サッカー選手も数十年前から、 ドイツ、イタリア、イギリス、スペインなどのサッカーの本場でプレーしていますが、世界のトッププレイヤーになれた人は1人もいません。
アメリカの野球は、サッカーのスペインリーグやイタリアのセリエAのように、世界中から猛者が集まった最高峰の野球リーグです。
NPBで何度もホームラン王になった松井秀喜選手でさえ、メジャーリーグではシーズン31本のホームランが最高記録でした。
それを大幅に超える54ホーマーは、ただ者ではありません。しかも、彼は本来ピッチャーなのです。
日本人の頭脳は、ユダヤ人同様に世界から注目されていました。もの作り大国として、一時はGDP世界2位まで上りつめました。
しかし、体力、身体能力では欧米の選手よりも小柄な日本人は、オリンピックをはじめとする世界大会では引けをとっていました。
ところがどうでしょう。身長193cm体重95kgで、アメリカの選手と引けをとっていません。それにつけ加えて鋼の筋肉です。
白人どころか、黒人パワーにも勝っています。
しかし、パワーもさることながら、大谷選手の真骨頂は技術と洞察力です。いくら力があっても、メジャーのピッチャーの多彩な変化球を真芯でとらえることなどできません。
自身がピッチャーなので、初球はストライクゾーンに入ってくるとか、フルカウントなら低めの変化球など、自分ならここに投げるという、相手の心理をよんでいるのです。
それと、打席に入る前に、相手ピッチャーの情報を逐一タブレットで分析しています。
天性のスラッガーであると共に、天性のピッチャーだからこそ、成し得る芸当だと思います。
おそらく、大谷選手は野球に限らず、サッカーやバスケット、バレー、など、どのスポーツをしていても、プロの世界に入ったでしょう。
スポーツの基本が出来すぎています。スポーツはまず走ることから始まります。走ることで、まずスタミナができます。
そして、サッカーや野球では100mや50mよりも、30mを早く走れる瞬発力が最も大事だと言われています。
野球の塁間の距離は27.431m、ダイヤモンド一週は110m。
今季の大谷選手が盗塁数をかせげたのも、バッター1本にしぼったことにより、ピッチャーでの体力温存などを考える必要がなかったことが挙げられますね。
しかし、走り込みは相当していたはずです。
ピッチャーができない分をバッターで最大限に能力を引き出そうとするそのメンタルにアッパレですね。
記録を次から次にぬりかえていく彼の一挙手一投足に目がはなせませんね。
おそらく、彼が目指しているのは『世界一の野球選手』です。バッター、ピッチャー両方で世界一の記録を作ることです。
時々、テレビのコメンテーターが『100年に1人の逸材』と言いますが、私はもう2度と大谷選手のような人間は現れないと思います。しいて言うならば、500年~1000年に1人の逸材でしょうね。
そんな歴史的瞬間にたちあえているから、日本中どころか世界中で盛り上がっているのです。
30年後以降の未来の歴史の教科書には、彼のユニフォーム姿での写真と政治家としてのスーツ姿での写真で、歴史的大事業を称賛する記事が、書き連ねてあるかもしれませんね。