【おすすめ絵本】ねずみくんのクリスマス

今回は『ねずみくんのチョッキ』シリーズのクリスマス絵本のご紹介。
表紙の赤色の枠がクリスマス感を高めてくれます。

作：なかえよしを　絵：上野紀子　出版社：ポプラ社

ねずみくんのクリスマス

ねずみくんがクリスマスツリーをつくります。
完成を喜ぶのもつかの間、様々な動物たちがあらわれて、
自分がつくったクリスマスツリーのほうが大きいと主張してきます。

一番大きなクリスマスツリーをつくったのは、ぞうくん。
とても誇らしい顔でクリスマスツリーの大きさを自慢します。

ところがその後、小さなツリーを持って、ねずみのねみちゃんが登場。
その小さいツリーを「ちいさい　ちいさい　ちいさすぎだ〜」と
ねずみくん以外のみんなは笑うのですが…。

シンプルなストーリー展開にもかかわらず、自分と誰かを比較して競い合うことよりも大切なことがあると気付かせてくれる一冊。
（ねみちゃんは本当に優しいよね！）

ラスト、ねみちゃんを笑ったことを反省した動物たちの行動に、ほっこりする素敵なクリスマス絵本です。

楽しい絵本の時間をお過ごしください。