【火山噴火】富士山噴火②噴火直後におこること
今回の記事では、気象庁の資料を参考に、富士山噴火でおこることをみていきます。
気象庁の資料のリンクがこちらです。
「富士山噴火警戒レベル」
このマップでは避難対象エリアが6つのエリアに分かれています。
それぞれの避難開始時期や避難の移動手段など、避難第1次~第6次に分かれています。
これは火山噴火による被害が、「噴石」「火砕流」「溶岩流」など噴火の現象により被害の発生する時間が変わるためです。
■噴石
大きな噴石が高速で落下してきた場合、直撃すれば命にかかわります。
シェルターへの避難やヘルメットで頭部を守るなど、身を守る行動が必要です。
■火砕流
高温のマグマの破片が気体などと混合して流れる現象です。
高速で時速100キロを超える場合もあります。
火砕流が見えたら、立ち止まらずに反対方向へ。
谷筋から離れたほうが安全度が上がります。
■溶岩流
溶岩流は速度がゆっくりなため逃げる時間があります。
ただし1000度近い高温となり非常に危険です。
表面が固まっている様に見えても内部は高温である可能性があり、近づくのは危険です。
静岡・山梨・神奈川は富士山から近く大きな被害が予想されます。
噴火場所や噴火の規模にもよりますが、県外へ避難するルートの検討が必要です。
噴火の兆候がある段階からの避難が必要な地域もあります。
逆に、避難の時間に多少の余裕がある地域もあるようです。
富士山から離れていれば影響がないから大丈夫というわけにはいきません。
富士山の噴火により、東海道が分断されてしまいます。
物流がストップしてしまう可能性に注意です。
さらに火山灰の影響が広範囲に及ぶことが懸念されます。
火山灰については別記事で考えていきます。
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