contact Gonzo/コンタクト・ゴンゾ
殴り合いなど、身体接触を主にしたパフォーマンスを行う、これまた一見ピースフルではないアートだと思います。表現が過激なものはいくらでもあると思いますが、行動が過激で犯罪にもなれるものというか。
でもこれが当人たちが完全に了承していて、本気でこれがやりたくてやってるならそれは立派な活動となり、作品となるんでしょう。そこにおける他者の価値基準や判断は一意見にしかならず、是非を決めるものにはならないと思います。
今やデジタルが当たり前の世界になり、視覚や聴覚情報なら無限と言えるほどの選択肢を与えられた世界ですが、この時代になったからこそ殊更繰り返されるのはリアルなものに対する高評価です。そんな中でこのパフォーマンスはリアルそのもの。"生"が一番推奨される類のパフォーマンスでしょう。
ぶつかる音、わずかな風、熱量。メッセージ云々の前に人間の生の熱を感じて何か元気をもらえたり、エネルギーに感じる人がいそうだと思いました。
今の所、見てみたいですが自分がやりたいとは思いませんが、、これくらいの振り切ったパフォーマンスを時にはやってみたいなと感じます。