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心が少し楽になった言葉
もうすぐアラサーの"サー"の大台に乗ってしまう私ですが、
最近色々と思うことがあり、モヤモヤとした日々を過ごしています。
昨年のGW明けに転職し、今の職場で11ヶ月が経ち、
日々の仕事にも慣れ始めてきましたが再び転職を考えています。
私の前職はホームセンターの接客業でしたが、現職ではメーカーの営業をしています。
転職したきっかけですが、
①勤めている会社が買収されて、今までやりがいを感じていた業務が出来なくなってしまったこと。
②店長からの嫌がらせ
以上2点が大きな原因でした。
仕事のやりがいを失ったことと日々の店長からの嫌がらせ、その他にも色々な出来事によって自分の心は壊れかけていました。
当時を振り返ると、勤務中は常にストレスを感じていて同僚やお客様にまで当たり散らかしてしまう始末。
仕事を辞めたいと思いつつも、売場責任者である自分が辞めたら多くの人に迷惑をかけてしまうと思い込んでいて、心をすり減らしながら働いていました。
休日も職場から電話がかかってくるので、どこかに出かけることもなく、ただ家で寝て過ごすだけの休日。現実逃避をしたくて、学生の頃から集めているマンガを読んでいました。
その中で自分の心が少し楽になった場面があります。
銀の匙
という荒川弘先生の作品で、農業高校に入学した非農家の主人公が学生生活を通じて成長していく物語なんですが、物語の登場人物で主人公が通う農業高校の校長先生が悩んでいる主人公に言った言葉があります。
"生きるための逃げはありです"
今まで、逃げというのはダメなことだと思っていた自分にとって衝撃的な言葉でした。
逃げたら負け、逃げちゃだめだ、逃げたらまわりに迷惑をかける。
逃げないことで自分の心をすり減らしていくことは、
果たして正しいことなのか?
誰が自分を守ってあげられるのか?
それは他人ではなく、自分しかいないのではないか。
自分の身は自分で守る。
今の環境を変えなくてはいけないなと思い、次の出勤時に退職することを伝えた。
"生きるための逃げはありです"
この言葉がなければ、今自分はどうなっていただろうか。辞めずに働き続けたことを想像するのが怖い。
転職するという行動に移すことが出来たのはこの言葉のおかげであり、とても救われました。
この言葉で注意しなければならないことは、ただ嫌だから逃げるということはだめなことです。
自分の身が危険にさらされて、このままでは生きることが難しくなるという場合の逃げであればありです。
もし、当時の自分と同じ状況の方がいたら、この言葉を伝えたいと思います。言葉だけでなく、銀の匙というマンガを全巻読むことをおすすめします!
自分自身このマンガにとても救われました。
今でもよく読み返しているお気に入りの作品です。
皆さんもぜひ読んでみてください!