毎日があっという間に過ぎてしまう
自分を律して生活することに憧れているのだけれど
元来は怠け者だったのだとあらためて思い知る
お日様の下、縁側で過ごす
家の中で片づけたりくつろいだり
本を読んだり書き物をしたり
掃除して休んで
お香を焚いてお茶を飲んで
日がな一日、ぼんやりしている
朝は同じ時間に目が覚めて
日が沈むと眠くなる
休みの日でも朝から晩まで家にいなかった日々が
まるで嘘のよう
毎日が、私だけのための、私の時間
いま
やっとここにきて
自分を取り戻したという実感がある
強がって、大きく見せていたけれど
私は私でしかないし
弱くて
ちっぽけな存在でしかない
それでも
今の私のほうが
きっと前よりも数倍強い
倒れ方を知っているし
弱くても折れない根っこの存在を確かめたから
四季の移り変わりの中で
しなやかに生きる植物たちのように
ここで、生きていこうと思う