死ぬまで生きる
どんなに忙しくても絶対参加すると決めた研修があった
医師会主催のACP研修
ギリギリ間に合ってオンラインで受講できた
緩和ケア医である講師が自分自身のがん闘病と現状と課題を
実体験から話してくれる時間で
学び多い、深い研修だった
何年も前に、「ピンピンころりって、ほんまにできる?」という
在宅死をテーマにした劇にも出演された先生で、
がん闘病中であると知ったのは、テレビ放送からだった
お母様である在宅医の先生の講義を何度も受けていたこともあり
衝撃的な出来事だった
今日の講義では、先生の口調は少しおぼつかなくて
それでも緩和ケア医だからこそ話せる内容を、非常にわかりやすく
理解しやすく話していただけた事が、本当に有り難かった
必ず皆に訪れるその時まで
大切な人と大切な時間を生ききろうと準備をされている姿は
あらためて「今生きている事」の価値を考えさせられた
いま、やりたいこと
しなければいけないと思っていること
私が同じ立場になったとしたら
何をするのだろうか
そう思うと、今の自分の暮らしも生き方も、背筋が伸びる思いがする
けれど、皆、同じなのである
私は今、自分の人生を生きているだろうか
明日、余命宣告をされても
受け止められるのだろうか
大切に、生きていこうと思う