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これからの介護のこと



ここ数年、相談や担当依頼が増加している


21年前、ケアマネになった当初はここまで多くなかった記憶がある

今では、相談を受けても断らざるを得ないことが多く

別の事業所へつなぐのが精一杯の状況になっている



4、5年前から、既にケアマネ難民が生まれてはいたが

今ほど多くはなかった

最近の新規相談は、自分でケアマネを探してくるように言われてと

家族が相談してくることも増えている

ワンストップの相談窓口が既に機能していないように見える



どんなに頑張っても、担当できる数は限られている

なんとか担当できても、受け入れてもらえる事業所やサービスが

ギリギリの状態なので、選択肢も限られる



併設している訪問介護は、他事業所の新規相談は全て断り

自事業所のケアマネからしか仕事を受けない方針を出している

既にギリギリではなく、次の局面を迎えている




今日の午後、定例の支援ケアマネ連絡会があった

市役所の担当課から、介護保険料の説明があり

県内で一番安いと表を見せられた


市民からの問い合わせには、この資料を持って説明してほしいと

伝えられたが

サービスを使っていないから介護保険料が安いのだし

使っていない原因は、使える資源がないということ



介護保険事業所だけで、全てまかなう必要はないと思っている

本当に必要なものだけを対象にすべきだと真摯に思う



地域資源を増やし、インフォーマルサービスや住民の力を使い

継続可能なシステムとして、存続させなければ

自分たちの未来はない



けれど

そのための方向性は、本当に間違っていないのか

舵を取っている人は、本当に北極星を正しく見ているのか

現場でいるからこそ、不安も生まれる




自分の目でも、星空を見上げて

どの星がそうなのかを学んで

針路が違っていれば、それに気付くように

しっかりと見つめていかないといけないと



わたしたちの未来のために











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