あたりまえの暮らしの価値
味覚嗅覚の異常が出てから、ほぼ料理が出来なくなった
甘味、塩味は、少しは感じる
外国製のチョコレートを食べて、ちょっとあまい、ちょっと苦めと
思っても
他の人には「甘すぎて」「苦くて食べられない」と言われる
外国人職員が、味噌汁を作って味見をしないのを注意した身だが
今の私には、味見もできない
何を食べても薄味だし、匂いもない
今一番美味しいのはスープ類だが、これも食感と熱で食べている
食いしん坊で食欲旺盛
今行きたいのは、苺のアフタヌーンティー
なのに
これでは、行けたとしても楽しめない
味がして、匂いがあるのが当たり前だと思っていた
なくなってみて、初めて、すごく大切なものだったんだと気がついた
当たり前の日常
あたりまえの暮らしが
どれほどありがたいことなのか、今はしみじみ実感している
朝は、調子は良いと思っても
昼過ぎには、ちょっとしんどいかなあと思う
夕方には、やっぱり半日で帰れば良かったと思いながら
息切れぎれで仕事をこなす
普通に仕事できる健康のありがたさ
無くして初めて、その価値を思い知る
意識していない身近な豊かさを
しっかりと確認していこう