平均出力を5割程度に維持するのは
非常時や突発的な対応が必要な時のため、と思っている
根が貧乏性なので、常に動いていないと不安になる
そんな習性に争って、なるべく省力化を図るようにしている
サボってるんと違うのん?と自問自答しながら
いや、これは必要なこと、とじっとするのも
なかなかしんどい
アリの集団の2割の意義は
サボるやつが必ず生まれるという教えがメインなのではなく
予測しない集団の危機の時のために、サボり蟻が働くという
危機管理システム
それでなくとも、自分が動いても邪魔になるだろうし
普段から動いたら、自己満足にしかならない
などと、ブツブツ唱えていたところ
夕方17:45、居宅のケアマネと訪問介護の管理者がやってきた
「Aさん、動けんわ。今から見にいくけど、どうしよう」
Aさんはもと小規模多機能所属
ニーズの変化で、居宅に数ヶ月前に戻した人である
主介護者の夫もかなり悪化した持病があり、認知症で徘徊のある
Aさんをどうしても手放せない状況だったが
今回、夫が疲弊しただけでなく、Aさん本人の身体状況が
変化しているという
小規模から離した要因の一つに、他の利用者とのトラブルがあったが
当の利用者は、精神科に入院した直後なので阻害要因はない
「今なら、いいよ、うちでみる」と即答した
眠前訪問を予定していた訪問介護の管理者がAさん介助のため
時間に戻れないので、ピンチヒッターで遅出業務
「今日は、あんたが夜の薬を持ってきてくれたんかいな」と
おしゃべりも弾み、楽しい時間を過ごした
Aさんには、訪問介護と居宅で迎えに行き
一旦受け入れた後、終わりがけの近医に相談し受診
検査を終えた後、夕食介助、おむつ交換
居室を片付けてベッドを整え、就寝してもらう
バタバタで、想定外?いや、想定内
こんな時のために管理職は存在する
居宅も訪問介護も小規模多機能も
通常業務以外の緊急対応に応えられるからこそ、意味がある
それにしても、チームの連携と機動力に改めて思う
現場って、すごい
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