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育てることは難しい



なかなかうまく育たないスタッフに対して
チューターをつけた

荷が重いようだったので、2人体制でついてもらったのだが
どうもうまくいかない

ここがダメ、あれが出来ていない、注意しても不貞腐る、などなど
沢山の苦情と相談が舞い降りてきて
たちまちこちらの業務に支障をきたし始めた

こうなると、修復は難しい

本人の勉強不足、人手不足、‥
たくさんの原因が重なっているのだが
一番の原因は、こちらの選定ミス
担当指導者を間違えたということである

資格所持者の中から、経験年数を見て指導担当に選んだのだが
実は、経験がない中で自分自身が身動きができなくなり
指導のストレスで周囲にあたるようになってしまった

経験させるという目的で始めたのだが
本人には荷が重すぎ
逆に、欠点ばかりが目立つようになってしまった


人を育てるためには、自分自身がきちんと育てられた経験があるか
逆に反面教師に気付かされ、自分が感じたことを活かしていくか、どちらかが必要である

そんな経験が不十分だったこと、
自分一人で全てを担おうとする傾向があったこと
困った時の相談の仕方がわからなかったことなど
少し考えるだけでも、多くの理由が見えてくる

スーパービジョンを経験したことのない人に
スーパーバイズは理解できない
人は育てられたように育てようとする

これくらいできるだろう、という
見立て不足であり
サポート不足も大きな原因である

後進を育てるという行為は
先を生きるものとして、教え伝えることが大切で
そのためにはコミュニケーション技術はもとより
深い洞察力と観察力、それを総合したアセスメント能力の必要である

人は教えられたように教えようとする

良いスーパーバイズ関係が良い支援者を生み
良い支援者が、良い関係性を構築して良い支援ができる
ケアマネジメントの原則が人材育成の基本でもある

この失策の原因は、こちら側の問題

本当に
ごめんなさい



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