わたしと絵本の思い出
先日、谷川俊太郎さんが逝去された。
改めてどんな詩集や本を出されていたんだろうと思い調べたら、わたしが幼少期に好きだった絵本の翻訳をされていたことを知った。
たくさんの本を持っていた気がするのだけど、とりわけ記憶にあるのがこのにじいろのさかなを含め2冊。
まずは青いグラデーションの海の中に光るにじいろのさかな。部分的にホログラムが貼ってあって、キラキラしていて幻想的だった。
内容は覚えていないのだけど、小学校の高学年くらいまではたまに本棚から取り出して眺めていた気がする。
わたしのつくるアクセサリーで、以前このにじいろのさかなを思い出させたものがあった。
インスタストーリーで「絵本・にじいろのさかなを知ってますか?」と質問したら誰も知らなかった。
noteには知っている方が多いような気がするのだけど、どうだろう?
もう一冊すごく好きだったのがこちら。
マーシャよるのおさんぽ
これはとても古い絵本で、ソ連の頃の絵本らしい。ソビエトの子供シリーズだったかな?
引っ越しの時に捨ててしまったものの、子どもの頃に読んだこの絵本がずっと忘れられなかった。
名前も何もかも思い出せなかったけれど『女の子』『青』『夜』なんかで検索しまくり、なんとか手がかりを掴んで古本で買い直した。
夜にうまく眠れない女の子マーシャが色々な動物たちの寝床を試しまわって
「結局自分の、ふわふわで柔らかな枕と毛布が一番いいわ」と言って眠るお話。
この絵本も色合いがとても特徴的。
全体的に暗い色でやや怖い雰囲気のなかに、うすいピンクや黄色などが複雑に混ざり合う色味がなかなか日本の絵本では見たことがなかった。
明るくビビッドな色の多い絵本の中で、妙に目を惹く存在だったのを思い出す。
夜眠れない子どもだったわたしにとって親近感もありつつ、どちらかというとこの色彩感も忘れられない一冊だった。
どちらの本も青がとても印象的。
当時3、4歳の頃のわたしはザ・女の子なものが好きで、ピンクやハート・リボンなどの持ち物が多かった。
だけれど不思議と絵本で好きだったのはこの二冊
なんだか、人の本質って本当に変わらないんだなとnoteを書きながら驚いている。好きなもの全く変わってない。
わたしが唯一持っている詩集はこの本。多分1、2年前に買ったもの。
谷川俊太郎さんや中原中也さんなど、たくさんの詩人の書いた詩がまとまっている。
実はパケ買いなんだけど、これもブルーだったわ。すごいね。
ではでは〜