動物愛護について
#動物愛護 (#animalprotection )は、動物に対して人間がどう思うか。 #動物福祉 (#animalwelfare )は、動物にとって何が良いのか。似た概念のようで全く違います。
日本では動物福祉よりも動物愛護の方が浸透傾向にあり、愛護には「愛する、護る」という意味があるように、人によっては道徳感や捉え方が大きく異なるのも特徴のひとつです。
みなさんは#生類憐みの令をご存知ですか?犬ばかりを保護して民衆を苦しめた「悪法」と語り継がれる第5代将軍・#徳川綱吉 の法令ですが、本来は「弱きものを守る」法律でした。(子供や老人が保護されたり、生活のために殺生はやむを得ない漁師/猟師の仕事は公認されていました)ですが、動物愛護に傾く余り、この法では多くの人間の命や権利が失われました。これは現代においても教訓にするべき動物愛護のかたちです。(愛し護ろうとするあまり、攻撃性を生み出します)
#環境省 の動物愛護管理基本指針(仮称)では動物愛護について下記のように記されています。
動物の愛護とは、動物の取扱いに、その生命に対する#感謝 と#畏敬の念 を反映させること。「自然資源の #wiseuse (#賢明 ・#良識的 な利用)」の一概念。その目的は、国民の間に動物を愛護する気風を招来し、#生命尊重 、#友愛及び#平和の情操の涵養に資すること。
そう。「生命尊重」の先は「友愛と平和」なんです。
動物は、私たちの生活を様々なかたちで豊かにしてくれる、人間にとってかけがえのない存在です。人と動物が共生したよりよい社会をめざして、「#動物の愛護及び管理に関する法律 」が定められています。
・基本原則
すべての人が「動物は命あるもの」であることを認識し、みだりに#動物 を虐待することのないようにするのみでなく、人間と動物が共に生きていける社会を目指し、#動物の習性 をよく知ったうえで適正に取り扱うよう定めています。
・動物愛護週間(9月20日〜9月26日)
ひろく国民の間に命あるものである動物の愛護と適正な飼養についての関心と理解を深めるようにするため、#動物愛護週間 を設けています。
・飼い主の方やこれからペットを飼う方へ
動物を飼うことは、#動物の命を預かる ことです。飼い主は、動物が#健康 で#快適 に暮らせるようにするとともに、社会や近隣に迷惑を及ぼさないようにする責任があります。人と動物が共に生きていける社会の実現には、飼い主の#モラルとマナー が必要です。
① 動物の習性等を正しく理解し、最後まで責任をもって飼いましょう
② 人に危害を加えたり、近隣に迷惑をかけることのないようにしましょう
③ むやみに繁殖させないようにしましょう
④ 動物による感染症の知識を持ちましょう
⑤ 盗難や迷子を防ぐため、所有者を明らかにしましょう
わたしは「動物愛護」の精神は「#飼育 」や「#保護 」することにはとらわれないといと思います。動物愛護団体への資金支援も「動物愛護活動」ですし、動物に対して「感謝」と「畏敬の念」をもち「発言」するだけでも十分な貢献です。