別れる、ということ
短時間でも
今生でも
別れというものは
辛いもの
幾度
人との出会いを繰り返しても
決して
慣れることはない
必ず死があるからといって
生まれたことが
間違いではないように
別れがあっても
出会ったことは
間違いではないはず
自分で選んで
自分で進んで
楽しいと思うときがあったのなら
それは
バッドエンドでも
何かしら得るものがあって
自分の歴史になっているんだ
そう
自分に言い聞かせて
辛さを
正当化する
そんな強がりも
時には必要なんだ
しばらく会えないときの
そんな別れも
ちょっと会えないときの
そんな別れも
相手への愛があるなら
辛いもの
でも会者定離は世の常
だからこそ
愛しい
そして
その別れのときまで
慈しむ
良いセックスの相手は
ことさら
愛しく
大事にしないとだめ
なかなか
得難いからね