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修羅の花

憎しみはどこまで行けるかな?
これは、夢ではない。

五月が嫌いになった。毎朝の味は病弱、嘔吐みたい。朝起きて、脈に流れる血が何かに欠けている気がする。必要なものはよく知っているが、何かをじっと待っている。
待っている。
待っている。

誰が弱者の私にこういうことを期待していたのか?誰もいない。今朝起きて、鏡の中の化け物を見た。「ねぇ、時間になったね。」と言う私は、ちゃんと髪をとかす。「もう少し待とうね。」と返す。
でもあの鬼はときめく、心が躍りそうに私を見つめる。鬼は待っている。私も。もう待ち切れない。鬼も私も話すことはない。この日が来るのにたくさん祈って、ついに来て信じられない。私、本日、自由になれる。
窓から五月の日差しは肌を燃やすかのよう。

とうとう夜になって、行き先を牢記して家を出る。お前は期待してないんだろうね、これ。ナイフを手に持って。蒔いたように刈り取るべきだね。これは、全てを奪われた私の復讐。むしろ、自分の人生をもう一度制御するようにする。私がお前のせいで全てを失ったように、今全てを失うのはお前の番。

ますます彼女達の嬉しそうな姿が見える。可哀想だな。数秒で死ぬのは残念じゃない?急に胸がいっぱいになった。怒りは死なない。大暴れが臓器を浸食している、時間だ。

暗闇の沈黙に沈んだ悲鳴。発狂に巻き込んだ叫び。
夜に溶けた最後の息。
血だらけの通り。血だらけの壁。
切った乱れ髪。茶色、好きじゃない。切り立てた頭が二つある。
罪に染まった服。罰に染まった肌。
鴉に食い荒らした死体二人ある。盗んだ骨を噛んでいた犬は月に吠える。

彼女らは犯された白衣ではないし、犠牲者でもない。私は殺人犯。鬼畜女。心の中の猛毒は誰にも入れられなかった。ずっと私の中にあった。
私はすべてを滅ぼした。いや、これは始まりだけだ。

憎しみはどこまで壊し続けるかな。とりあえず、白い花を血の色で染めていく。

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