諸々の夢 ＃1
パラダイス
チューリップ畑にいた。白いドレスを着てる私は眩しい光に溢れられた。空は地球から見える空ではなかった感覚があった。なぜかというと、空は浅いピンク色に染めていたから。突然、そのチューリップ畑で小林祐介に歓迎された。彼も白い服を着ていた。リネンの服のような気がした。彼はただ笑顔をして、手を出してくれた。いくら歩いても、疲れなかったかのように歩き続けていた。チューリップの中で歩いたにもかかわらず、花びらは散らないだけでなく、足に踏まれた後茎が曲がらなかった。
音楽が流れ出した。その音楽はNovembersの「Holy」だった。小林裕介は歌わなかったので、私は彼を見つめて立っていた。私は「小林さん、どうして歌わないんですか？」と聞いたけど、彼は答えなかった。彼は手を離した。そして、話した。「またここで会いましょう。」
元カノ#1
彼女の顔を見て、泣き出した私。
石の秘密
子どもの私は数えきれない石の前で立っていた。知らない誰かに一つの石の中に鍵が入っていると言われた。私がその石を見つけることになっていた。どうやってそうするかわからなかった。石を割る方法を考えられなかった。特に困ったことは、何とか石を打ち砕く法を探し出したとしたら、その中にある鍵を無傷にする必要があった。迷子になって泣き出した。とにかく、あきらめなかった。石を探して、それぞれを手に持って、体重を計算しようとしたけど、無駄だった。偶然、透明な石を見かけた。そのガラスのような石に、金の鍵が入っていた。どう割ろうとしても、できなかった。最後に、最初の知らない誰かに見つけたけど石は割らなかったと言ったにつれて、手が血だらけに気付いた。
海への行進
私とその時の片思いの人は砂の広野を歩いていた。二人はウェディングの服を着ていた。私、ボロボロになった白いドレス。彼、塩水に浸食されたスーツ。その平野は非常に広くて無限の砂漠のようだった。たまに遠くに砂丘が見えた。何年も歩いているような気がした。砂漠の境界線の後ろに海があった納得の二人は歩き続けた。難なく波状の砂丘も登った、風景を見るのに立ち止まらなかったまでもない。私達は手をつないでいったいどれぐらい歩き続けた。海に着いたとき、服を着たまま水に入って沈んでいきました。
電車を待つ
知らないアメリカの町の駅に電車を待っていた。友達が来るのを待っていた。プラットホームに向きベンチで座っていた。蒸し暑い日だった。小さい町だったから、駅も小さかった。その唯一のプラットホームは赤い土地の砂漠向きで、エニシダがたくさんあって、イタリア詩人レオパルディの同名の詩を暗唱し始めた。（全317節）
友達が来なかった。
冬の恐怖
職場で嫌いな同僚がいた。昔の高校の同級生もでした。心から憎んでいた、その女性。彼女はその仕事が苦手だった。何もできなくても、彼女は気にしなかった。もうひとりの同僚はその時の片思い。彼は年上なので、上司となった。私とその男は付き合い始めたばかりだった。まず、彼を嫌いな女に奪われた。トイレにその二人を見かけた。大衝撃で、間髪入れずに気分が悪くなった。しばらくして、彼と別れてしまった。
友達も、知人も、私をますます取り残して離れてきてしまった。理由はわからなかったけど。彼女のせいだっただけと知っていた。毎晩家に戻って、絶望で悲鳴を上げていた。毎夜、眠るまで独りなので泣いていた。
どうやら、彼女にとって私の人間関係を壊すことが足りなかっただろう。仕事も、いくら頑張っていても、私のできることもできないことも、彼女が無事にできたようだった。「もういいさ。」と思った。どうするか少し考えた。考えすぎる必要なかったけど。
雨降りの日、家に帰る前に、職場の浴室に行った。偶然、あいつは口紅をしているところだった。鏡からその嫌な顔が見えた。
「かわいいでしょ？」そう話しかけた。私は答えなかった。気づかずに、傘を握りしめた。あの傘は、長くて尖っていた先端のだった。
「ねぇ、彼は好きじゃないかな、この色。」という彼女は、私のところに振り向いた。
「お前は…何が欲しいの？」と呟いた。
「まだ分からないの？遅いね、あなたは。」と言った彼女の顔に唾を吐きたかった。「あたしはあなた。私達は同じ。」
激しく、素早く彼女を傘で刺した。お腹に。白い壁が散った紅で染まった。「嘘つき、同じじゃない。」
あそこを出て、優しいぬるい雨が血を洗っていった。
メタモルフォーゼ
奇形の苺を食べてから、歯が抜けた。抜けた歯を手に持ったまま、怖くてすぐに浴室に行った。鏡の反射はおぞましかった。だんだん口が大きくなり、新しく牙のような歯が出てきた。悲鳴したかったが、息が詰まった。その嫌な現象を見たくなかったけど、眼球は固定され、動けなかった。
肉体的苦痛なら、苦痛がなかった。全然なかった。本当の痛みは私が何になっているのかを見ることだけ。肌は鱗のように半透明になっている途中だった。肋骨はゆっくりと肌を破り伸びていた。伸びた伸びるほど理解できない形を形成する。いきなり、前抜けた歯が手のひらに入り、その代わりに同じ食べた苺の形をした骨の苺が現れた。鏡の中を見て、私はもういない。
バンシー
白い月の下、森で知らない子どもの死体の隣に泣き続けた。ボードレールの「旅への誘い」を暗唱し始めた。
恐怖症
私は妊娠検査をして、妊娠していたことになった。しばらく息が止まって吐き気がした。友達が浴室の外で待ち、結果を知りたくてドアを叩いてみた。私は叫びながら死にたかったと答えた。私は悲鳴が大きくて超人間みたいだった。ちゃんと息を吸うようにしていたにもかかわらず、恐れのせいで息がどんどん浅くて短くなってきた。吐きそうになった。
友達はだんだん強くドアを叩いたけど、私は開けたくなかった。
「答えて！ドアを開けて！」友達の声。
妊娠中の腫れた腹。セックスの罪。女性として生まれたことに対する罰。「出るなら殺してほしい！」
「いったい何言ってるの？」
変わる身体。嫌いな身体。嫌な姿。終わりのない苦痛。終わりのないほど流れる血。痛み。痛み。痛み。死ぬことへの恐れ。新生児が死ぬことへの恐れ。未来への恐れ。病院、医者、看護師、助産師への恐れ。自分への恐れ。女のくせに、絶対にできないこと。「ここを出るなら殺してほしいって。」
「出てよ！」
「うるさい！」そう話すと、二人ともは沈黙に沈む。
せかせかとその知らない浴室でカミソリを探し始めた。しかし、探しても探しても見つけられなかった。必死に泣いて倒れてしまった。