見出し画像

牧野記念庭園に行ってきた

10月の終わりの平日、練馬区立牧野記念庭園にいってきた。

朝ドラ「らんまん」放送中は、入園に1時間待ちという噂も聞いていたが、ドラマが終わってひと月以上過ぎていたので、そろそろ落ち着いた頃かなと。

ここは、植物学者、牧野富太郎博士が大正15年から亡くなるまでの30余年を過ごした住居と庭の跡地。博士はこの庭を「我が植物園」として大切に育まれた。

この町、大泉で育った私にとっては、ごくごくたまに訪れる癒しの場所。

いつ来てもほとんど人はいなくて、木々や花と静かに過ごしたい時に来る場所だった。

ユウゼンギクがお出迎え

中に入ると、それなりの人がいたが、混雑はしておらずホッとする。

園内にあるマツ3種の松ぼっくり
ダイオウマツ
クロマツ
アカマツ
花在れバこそ吾れも在り

石碑の下にはスエコザサ。

木たちもお話ししているよう

建物の中に再現された牧野博士の「草木が宿る書斎」へ。

こちらにすっぽりと座られていたそう
本当に使われていた文鎮や双眼鏡、ハサミなど
本、本、本だらけ
こういうの好き

その後、資料館へ。

土佐和紙、美しい…
標本と道具たち
ヘンケルスのハサミ、大きな胴乱など
牧野博士89歳の肖像

本当に妖精さんみたい。

バイカオウレン!!

資料館を堪能して出ようとしたら、こんな張り紙が。笑。

コーヒー好きな牧野富太郎

「富太郎ご長寿コーヒー」
いただかないわけにはいかない!

長生きできるかな

牧野博士を思いながら、お庭でいただいた。
行き交う人々は皆、笑顔で「らんまん」の話をしている。

平和、そのもの。

先生は今、ご自分の人生が朝ドラになったことをどんなふうに思っているだろうか。

そうして、ぶらぶらと歩いていたら見覚えのある子が。おまんはもしや?!

キンミズヒキ
ひっつき虫がいたよ

見覚えがあったのは、この春から観察していた「西洋キンミズヒキ(アグニモリー)」の仲間だから。

こんなふうに、知っている葉っぱや、仲良くなった草花に会えるのはなんともうれしいものだ。

そして、わたしがこの庭で一番お気に入りのホオノキ。

大きな大きな葉を見上げて深呼吸した。
なんて大きくて美しい葉だろう。

最後は牧野博士の銅像にご挨拶。

ふふふ

周りを囲むのはもちろんスエコザサ。
ラブがいっぱい。

以前はなかったものが

せっかくなので記念にツーショット。

ご満悦

また紅葉の頃、来てみよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?