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タイマツバナの植物観察@裏磐梯(秋の番外編)

今週の初め、再び福島県の裏磐梯にあるEarth spiralさんを訪れることができた。

裏磐梯も急に寒くなったようで空気が冷たかったが、それでも紅葉は例年より遅れているとのことだった。

磐梯山がきれいにみえた

ちょうど3ヶ月前、ゲーテ・シュタイナー的植物観察研究クラスの合宿で訪れていた。
夏の観察対象は、花の盛りを迎えていたタイマツバナだった。

あの暑かった夏の日、まさに、松明のように咲いていた真っ赤な花たちは、秋を迎えて、すっかりその姿を変容させていた。

ビフォー。緑も赤も濃い(7月22日)

そして3ヶ月後、アフター。

10月22日

シュタイナー的な季節の捉え方では、秋は植物が生成し繁茂するエーテルの力が衰退、衰微する季節。
私たち人間にとっても、秋は内省の季節。

今回は、その秋ならではの「衰微」を体感したかった。夏に観たタイマツバナが、言葉なしにそれを現していた。

タイマツバナに再会

赤は消えてなくなり、カサカサと乾いている。

赤い部分が少しだけ残っていた
ボール状になった果実の部分。
黒い種子が見え隠れしている。

この中に、黒くて小さな種子が入っていた。

あの花のモトが、次の準備が、小さな種の中に全て閉じ込められていると思うと不思議でならない。
スケッチはできなかったが、タイマツバナのその後の姿に出会うことができてうれしかった!

さて、今回の植物観察の対象はオニグルミ。
実りの豊かな秋にぴったり♪

続く

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