ぼくが旅に出る理由はだいたい100個くらいあって。
夜の高速に久しぶりに乗った。
昔からスピード出したら壊れそうな車に乗っているので自分の運転で高速に乗る事はほぼなく、必然的に人の運転ということになる。
夜の高速は好きだ。
真っ暗で静かで規則正しい。
人の運転なので当然外をぼんやりと眺めることになる。
びゅん。びゅん。びゅん。
いい。その規則正しいリズム、とてもいい。
そしてなんだか、泣きたくなります。すごく心細くなる。どうしてかな。
真っ暗な外を見てると思い出すことがあります(また)。
父親の運転で走る夜の道。
家族で出かけることはあまりなかったので恐らく時々訪れた親戚の家からの帰路、薄っすら眠く、まどろみながら窓ガラスに張り付いて暗闇を眺めてる間に家に着く。その間必ずエンドレスでラムちゃんの歌を唄うのです、脳内で。わかりますか?ラムちゃん。ツノを生やした可愛いあの子です。
真っ暗な窓ガラスに脳内から生み出した踊るラムちゃんを投影し、ふんふんと歌う(脳内)。
あの時の私は何歳だったのか、今でもスクリーンに映し出すように鮮明に思い出す。不思議な記憶。幸せだったのだろうか。
ラムちゃん。
ちなみに調べてみたらその曲は「心細いな」という曲でした。なんとまぁ。
全部が全部どうでもいい話です。
しかし夜の高速、時々だれか連れて行って欲しい。
大人になった今聞きたいのはキリンジのエイリアンズかな。ベタでしょ。
感情が読めないあの感じがとても好きです。
冷たくて暗い、空の唄。
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