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〈書いて叶える〉2日目

〈願いごとノート〉というものをローンチしたのが昨日で、今日が2日目ですが、早くも(僕じしんに対する)疑念がモクモクと湧き出ています。

〈書いて叶える〉というプロジェクトは、つまるところ、「叶えたいこと」へのコミットメントをいかにして失わずに、かつ、日々よくやってんな、俺、と自己効力感をキープする、そういう仕組みだと思っているんですが、
 
自分から自分への否定感がものすごい。たとえば、「今日はコーヒーをていねいに淹れる」とノート(僕の場合はほぼ日のHON)に書いた。すると、『いや、そんなの、前からやってんじゃん? それにていねいって、どうやって量化すんの? それにおいしいコーヒーがお前の目標に何か関係あるわけ?』

『』でくくってしゃべってくる、この内なる編集者とかいうヤツ、めちゃ饒舌です。何しろ、年季が入ってる。

で、羽賀ヒカルさんとか、六本木タツヤさんとか、その他無数の識者が言ってますよね? ①今日やることを書く、②今日やったことを振り返る、と。②の部分がなくてもよく、書いたら忘れろ式もありますが、とにかく「叶えたいこと絡み」で、今日の僕にできることを書く。

で、このフェーズで非常にキツイ自己対話が起こる。そこが鍵かな、と僕は思います。

たとえば、年収1000万円を稼ぐ、というのがある。それ絡みのいろんなレベルのことで、今日の僕にできることは何だろう? と考えるときに、どうしても良識というか、誰に対してか不明なんだけども見栄を張って、それらしいタスクを書き出す。そうなると、一気にしらじらしく感じられて、三日坊主となる(僕はその三日坊主と新規ローンチを何度も繰り返しています)。

で話が回りくどくなって恐縮なんですが、①今日やること、の部分では、ぱっと思い浮かんだことを優先させるのがいいんじゃないか、ということです。

「丁寧にコーヒーを淹れる」とか、「机の周りを片付ける」とかそういうことを書くと、『それ、たんに丁寧な暮らし、みたいなやつじゃん? そういうのやりたいわけじゃないくせに?』と編集者は突いてきます。それに対して僕はこう言います。「いいんだ。いろんなルートを辿りたいだけだから」と。

効率のことは、いったん忘れよう。それに、今までだってぼーっと過ごしてきて、効率も何もあったわけじゃないんだし。

やろうと決めたことを、やる。そのいちばん最小の単位でグリップする。そんな感じです。

内なる編集者はこわいです。『お前、アホじゃないの?』とか平気でぶっこんできます。〈書いて叶える〉の最大のキーは、この手強い編集者との対峙を、毎日つづけることなんじゃないか、僕は2日目にしてそう確信しています。


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