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毎日書く #0X〈dream space〉へ接続せよ。それは、あなただけの書く部屋。
From Where You Dream という本をここ数日ずっと参考にしている。Robert Olen Butler という作家の授業を生徒がまとめたもの。
〈dream space〉 から書く。
どういうことか?
こう想像してみてください。
〈dream space〉 という仮想空間があって、あなたはそこにいる。
夢と現実の間のような所で、あなたが妄想するために用意された特別な場所。
あなたはそこから、書く。その意識状態へ接続して書く。
わたしは 〈dream space〉に入ると、ものすごくあくびが出ます。
ともかく、その 〈dream space〉 にいる限り、あなたが書く物はロジカルでなくても許される。
ロジカルでなくていい。理屈が通ってなくてもいい。
そのかわり、これが大事なのだけど、
*気の利いたことを言おうと画策したりしない。
*しゃれた言い回しにしようとか、気を遣わない。
*言いたいことの核心を器用にぼかすような、持って回った書き方をしない。
それから、Butler が生徒に何度も繰り返して言っているのは、
*抽象的なのはだめ
*一般化してるのもアウト
*要約と分析と解釈もだめ・・・
これらに当てはまらずに書くのは大変・・・。
普段、どれだけ実のない、頭で書いたすかすかな文章だったかを思い知らされます。
本の中では、授業で生徒に文章を読ませているんですが、「はい、今、要約した。本当に聞こえてた音はどんなの?」「はい、今のは一般化してる。そうじゃなくて、きみが見ていたのは何?」といった具合に、チェックがはいるんです。
それを読むと、「あぁ、うまくできてるみたいに思ったけど、今のは抽象的なのか・・・。わたしがいかにも書きそうな言い回しだった」と反省できるんですよ。
Butler のダメ出しがとってもきめ細かくて、勉強になります。実際に出席してたら、泣いてしまいかねないけど。
さて
あなたの言いたいことは、どんな感じがしますか?
その感じをコンパスにして〈dream space〉を巡ってみてください。
ほんとうに言いたいことは、よくよく考えると、何かしらの感覚器官を刺激している。
その刺激を頼りにしながら、わたしたちは、誰かの渇望を書くのだ・・・。
そんな気がします。
〈dream space〉であなたに起きることを隈なく体感して、そこから書いてみよう。
書いた後は、なんかいつもと違って新鮮で、普段使わない領域の脳を使った、心地よいくたびれかたをします。
書いたものも、いつもより新鮮な感じです。
試してみてください。
↓ Robert Olen Butler を読んでいただけると、ほんとにいいのですが。