見出し画像

何でかわかんないけど赦される、つうか・・・。そういう本。

ベテラン精神科医・春日武彦 × 特殊系小説家・平山夢明の対談集を読んでいる。

いや~、溜飲が下がるとはこのことか。誰かに言ってほしかったことがあまりにもあけすけに口にされている!

ほんでもって、何やかや言っても彼らがプロであるところがつまびらかにされていて、カッコいい。

ライターズブロックに罹っている作家平山氏が、春日先生の外来を訪れる。白衣の春日氏が、話を聞く。すると春日氏は「きみの部屋はめちゃくちゃ汚いんじゃないか」と看破する。で、平山氏は「掃除かぁ・・・・・・」と怪訝に思いながらも、言われたとおりに断捨離し始める。すると・・・・・・。

このエピソード(だけ?)が妙にハッピーエンディングで浮いていて、赦される感じがして、僕はすきだ。

にしても、この対談は、版元の扶桑社の社員研修で行われた対談を元にしているらしい。本当だとしたら、すごい研修だ。


いいなと思ったら応援しよう!