love.fútbol Japan

経済的な貧困や社会格差でサッカーをしたくてもできない子どもたちの「環境」を変える。 HP:https://www.lovefutbol-japan.org/ 1% FOOTBALL CLUB:https://onepercentfc.com/

love.fútbol Japan

経済的な貧困や社会格差でサッカーをしたくてもできない子どもたちの「環境」を変える。 HP:https://www.lovefutbol-japan.org/ 1% FOOTBALL CLUB:https://onepercentfc.com/

マガジン

  • love.fútbol Japan

  • サッカー・フットサル場づくりの教室2020

  • サッカー・フットサル場づくりの教室2019

    2019年6月より開講したイベント「サッカー・フットサル場づくりの教室」(全6回)のレポート記事です。

最近の記事

ポープ・ウィリアム「あなたなら最終的には大丈夫、と言い続けてくれた」(後編)|ひとり親家庭で励んだサッカー選手

ポープウィリアム選手のインタビュー後編です。 前編はこちら。 (記事:守本和宏 | 写真:薄田直樹) ◆どんなに悲惨な状態でも「あなたなら大丈夫」と言ってくれた 幼少期のころのポープ選手にとって、大きかった母親の存在。どんな状況にあっても、自分を一番も信じてくれるサポーターからもらった言葉に、「救われていた」と彼は話します。   ーーポープ選手から見てお母さんどんな人でしょう? ポープ 忍耐力があり、強さを持ち合わせていて、当時は『無敵』だと思っていました。どんなことで

    • ポープ・ウィリアム「僕たちのために頑張ってくれていることは分かっていた」(前編)|ひとり親家庭で励んだサッカー選手

      長い手足を生かしたセーブ、足元の技術の高さを武器に、横浜F・マリノスのGKを務めるポープ・ウィリアム選手。東京・日野市で生まれた彼は、持ち前の努力と恵まれた身体能力で10代の頃から活躍。U-21日本代表にも選ばれるなど、国内を代表するGKの一人です。そんなポープ選手の幼少期を支えていたのは、“無敵”だと思っていたお母さんでした。 (記事:守本和宏 | 写真:薄田直樹) ◆僕たちのために頑張ってくれていることは分かっていた 幼稚園の年長からサッカーを始めたポープ選手。5歳で

      • 小林悠「何があっても味方でいて欲しい」(後編)|ひとり親家庭で励んだサッカー選手

        小林悠選手のインタビュー後編です。 前編はこちら。 (記事:守本和宏 | 写真:薄田直樹) ◆「良いこと・悪いこと」をはっきり教えてくれた母 どんな家庭でも、親子の関係は簡単ではありません。小林選手にとってもお母さんは、疎ましい部分もありつつ、大好きな「明るくて強い存在」でした。そして、母から教えてもらった大切なことを、今は自分の子どもに伝えています。   ーー実際に保護者の方から「子どもとどう接していいのかわからない」といった質問も来ます。小林選手から見て、お母さんは

        • 小林悠「貧乏でしたが、幸せでした」(前編)|ひとり親家庭で励んだサッカー選手

          2017年にJリーグMVP・得点王を獲得、今年4月にはJ通算140ゴールを記録した川崎フロンターレのFW小林悠選手。東京・町田出身の小林選手は幼少期、経済的に恵まれていない家庭で育ちました。しかし、そこには朝から晩まで子どもたちのために働き、休日には全力でサッカーの応援をしてくれた、“強いお母さん”の愛がありました。 (記事:守本和宏 | 写真:薄田直樹)   ◆僕だけ、ただ好きなことをやらせてもらっていた 兄の影響から保育園でサッカーを始め、小学生ではすでに関東選抜に選

        • ポープ・ウィリアム「あなたなら最終的には大丈夫、と言い続けてくれた」(後編)|ひとり親家庭で励んだサッカー選手

        • ポープ・ウィリアム「僕たちのために頑張ってくれていることは分かっていた」(前編)|ひとり親家庭で励んだサッカー選手

        • 小林悠「何があっても味方でいて欲しい」(後編)|ひとり親家庭で励んだサッカー選手

        • 小林悠「貧乏でしたが、幸せでした」(前編)|ひとり親家庭で励んだサッカー選手

        マガジン

        • love.fútbol Japan
          30本
        • サッカー・フットサル場づくりの教室2020
          8本
        • サッカー・フットサル場づくりの教室2019
          5本

        記事

          宮澤ひなた「お母さんと一緒にご飯を食べる時間が嬉しかった」(後編)|ひとり親家庭で励んだサッカー選手

          宮澤ひなた選手のインタビュー後編です。 前編はこちら。 (記事:守本和宏 | 写真:薄田直樹) ◆コミュニケーションがあれば、きっとうまくいく 子どもにどこまで家庭の状況を話すのか、気を遣わせず好きなこと楽しんでもらうために、どこまで事情を話すのかは難しい問題。宮澤選手は、そんな難問も、親子で日常的に会話を交わす中で自然に乗り越えてきました。   ーー お母さんはどんな人でしたか? 宮澤 一言で言えば、「強い人」ですね。お金の話ができるようになるのは、やっぱり自分が大

          宮澤ひなた「お母さんと一緒にご飯を食べる時間が嬉しかった」(後編)|ひとり親家庭で励んだサッカー選手

          宮澤ひなた「お母さんに『やると決めたらとことんやりなさい』と言われていた」(前編)| ひとり親家庭で励んだサッカー選手

           2023年FIFA女子W杯では5得点を決めて得点王を獲得、パリ五輪でもなでしこジャパンの一員として戦ったFW宮澤ひなた選手。現在マンチェスター・ユナイテッドに所属する世界屈指のアタッカーは、神奈川県足柄市のひとり親家庭で育った過去を持っています。 (記事:守本和宏 | 写真:薄田直樹)   ◆何時に帰っても、絶対にお母さんはテーブルを一緒に囲んでくれた 兄と二人兄妹で育った彼女は、お兄さんの影響で3~4歳からサッカーを始め、地元南足柄の向田サッカークラブに入団。3年生の

          宮澤ひなた「お母さんに『やると決めたらとことんやりなさい』と言われていた」(前編)| ひとり親家庭で励んだサッカー選手

          ひとり親家庭で励んだサッカー選手 | インタビュー記事公開にあたり。

          子どもの頃にひとり親家庭や経済的な貧困下で生活し、プロサッカー選手になった選手3人に話を聞きました。 この企画は、これまで4年間の国内活動を通じて、保護者の方々から「自分たちと同じような境遇だったプロ選手たちが子ども時代にどのようにサッカーと向き合っていたのか」、「保護者と子どもがどのように接していたのかを知りたい」など、当事者だった選手の話を聞きたいというリクエストが多く寄せられたことが背景にあります。 子どもの頃に当事者だった小林悠選手(川崎フロンターレ)、 宮澤ひな

          ひとり親家庭で励んだサッカー選手 | インタビュー記事公開にあたり。

          『サッカーがしたくてもできない子どもたちが日本にいること』 2024年の申請期間を終えて

          今年も「子どもサッカー新学期応援事業」の申請期間が終わり、40都道府県から延べ408人の申請者がありました。ラブフットボール・ジャパン代表の加藤遼也と、理事の河内一馬が、いまの気持ちを話しました。 ※こちらの記事は音声で聞くこともできます *** —— 今年も「子どもサッカー新学期応援事業」の申請期間が終わりました。いま、ラブフットボール・ジャパンとして考えていることを話していけたらと思います。まず「子どもサッカー新学期応援事業」の概要をお話しいただけますか? 加藤:

          『サッカーがしたくてもできない子どもたちが日本にいること』 2024年の申請期間を終えて

          【音声】『サッカーがしたくてもできない子どもたちが日本にいること』 2024年の申請期間を終えて

          今年も「子どもサッカー新学期応援事業」の申請期間が終わり、40都道府県から延べ408人の申請者がありました。ラブフットボール・ジャパン代表の加藤遼也と、理事の河内一馬が、いまの気持ちを話しました。

          【音声】『サッカーがしたくてもできない子どもたちが日本にいること』 2024年の申請期間を終えて

          【音声】『サッカーがしたくてもできない子どもたちが日本にいること』 2024年の申請期間を終えて

          子どもたちが直面している社会課題を解決すること——。小林悠選手のインタビューに寄せて

          先日、朝日新聞にて、代表加藤と川崎フロンターレ所属の小林悠選手のインタビュー記事が公開されました。 小林選手は、私たちが運営する「1%FOOTBALL CLUB」のメンバーとして他15人の選手たちと共に活動し、支援をして頂いております。 今回のインタビュー記事の公開に際しては大きな反響があり、小林選手の想いや、私たちlove.futbol Japanの活動が広まっていくことに、感謝の思いでいっぱいです。 写真:©︎KAWASAKI FRONTALE 私たちが「1%F

          子どもたちが直面している社会課題を解決すること——。小林悠選手のインタビューに寄せて

          MESSAGE for you.

          「子どもサッカー新学期応援事業」 今回の活動では、子どもやご家族から嬉しいお知らせが沢山届きました。 子どもたちがサッカーできるようになったこと、 サッカーを続けられることの沢山の喜びがありました。 支援が届いたご家族からの御礼の言葉6つと、 子どもたちが伝えてくれた「私にとってのサッカー」を紹介します。 *** ご家族からの言葉 「本日、サッカー用具が届きました。息子達がとても興奮して箱を開けていました。高校生の長男に関しては、あんなに嬉しそうにテンションの上が

          支援世帯の約31%が子どもがサッカーをするために「借入」をしていた実態が明らかに。 アンケート調査結果の公開。

          love.fútbol Japanでは「子どもサッカー新学期応援事業」の実施と合わせて、課題の見える化と必要とされる支援の把握を進めるため、支援を届けた26都道府県87世帯を対象にアンケート調査を実施しました。 調査の結果、約30%の子どもが今回の支援をきっかけにサッカーを始める・再開するなど嬉しいニュースがある一方、約31%の世帯が子どもがサッカーをするために借入をしたことがあることが確認され、深刻な状況が明らかになりました。 この報告書では、「サッカーをしたくてもでき

          支援世帯の約31%が子どもがサッカーをするために「借入」をしていた実態が明らかに。 アンケート調査結果の公開。

          御礼と報告:「子どもサッカー新学期応援事業」

          「子どもサッカー新学期応援事業」の「事業報告書」を公開しました。 love.fútbol Japan では、1 月より「子どもサッカー新学期応援事業」を開始しました。 この取り組みは、日本で経済的・社会的な理由でサッカーをしたくても諦めている、続けたいけど困っている子どもたち(国籍問わず)が継続的にサッカーを楽しみ続けられるよう応援するプログラムです。 3 カ年計画の初年度となる今年は、奨励金の給付、社会とのつながりをつくるプロサッカー選手とのオンライン相談、用具の寄贈

          御礼と報告:「子どもサッカー新学期応援事業」

          「子どもサッカー新学期応援事業」 進捗と御礼

          1月末に募集を開始した「子どもサッカー新学期応援事業」は、3月末までに奨励金の提供、寄贈用具の発送が完了しましたことお知らせいたします。 嬉しいことに、御礼のメールをいただいていますので、いくつか紹介させていただきます。 *** 「『誰かが応援してくれるんだ』、と思った。嬉しいです。無理だと思って考えていなかったけれど、サッカーのスパイクがずっと欲しかったからすごく嬉しいです。そういう大人もいるんだね」と息子が言っていました。ありがとうございます。 とても嬉しくて、わ

          「子どもサッカー新学期応援事業」 進捗と御礼

          日本のサッカーをしたくてもできない子どもたちの状況ついて:報告書(速報版)

          「子どもサッカー新学期応援事業」に申請いただいた約100名の状況と声についてまとめた報告書(速報版)を公開しました。 報告書のダウンロードはこちら。 love.fútbol Japan は、1 月 25 日に「子どもサッカー新学期応援事業」を開始しました。 この取組みは、経済的・社会的な理由により日本でサッカーをしたくてもできない子どもたちが、新学期を安心して迎えて、2021 年にサッカーを楽しみ続けられるよう応援するプログラムです。 1 ヶ月間の申請期間で、日本各地 2

          日本のサッカーをしたくてもできない子どもたちの状況ついて:報告書(速報版)

          vol.7 『振り返り』〜サッカー・フットサルづくりの教室2020〜

          2020年10月から始まった「サッカー・フットサル場づくりの教室2020」もあと1回を残すのみとなりました。 第7回となった最終回は、これまでの振り返りをメインテーマとして、これまでの教室で自分の学びになったことや考え方が変化したこと、逆に学んだことで疑問に感じたこと、皆さんが考える理想の場づくりを始めるうえで何が課題として浮かび上がってきたかなどについての共有の時間となりました。 (第0回〜第6回の様子はこちら) 初めはこれまでの教室を振り返る時間ということで参加者同

          vol.7 『振り返り』〜サッカー・フットサルづくりの教室2020〜