束縛されたい?それともしたい?男女の心理の違いとは
■束縛の経験はありますか?
誰かを好きになって、幸せな時間を共有できることはとても素敵なこと。
パートナーのことが大好きだからこそ、相手にも同じ気持ちでいてもらいたいと思うはず。
しかし、「好き」の気持ちが大きくなり「知らず知らずのうちに束縛していた…」という経験はありませんか?逆に、相手の独占欲が強く「束縛されているみたい…」と感じさせてしまうことも…。
そのためか、パートナーに求める条件に「束縛しない」を挙げる人も少なくありません。
けれど、相手に夢中になると会えない時間をパートナーがどうやって過ごしているのか気になるもの。
「いま何しているの?」「どこ行ってたの?」など、相手の予定や交友関係を細かく質問してしまうこともあります。
では、どのようなことが「束縛」になるのでしょうか。今回は、恋愛における束縛についてアンケートを実施してみました。
1、半数以上が自分は束縛しないタイプだと思っている!?
<アンケート>
束縛する、されることについて
(2020/2月ラブコスメ マイエルシー調べ、男女各100名)
Q. 恋人に対して自分は束縛するタイプだと思いますか?
【男性】
【女性】
Q. 恋人から束縛されたいですか?
【男性】
【女性】
男女ともに約6割が自分は束縛しないタイプだと思っていることが明らかに。
また、恋人から束縛されたいか?という質問は、男性45%、女性36%と回答しています。男性の方が「束縛されたい」と思っている人がやや多くいました。
では、実際に束縛されたことがある、もしくは束縛したことがあるという人はどれくらいいるのでしょうか?
2、束縛する側とされた側で生じる認識のズレ
Q. 束縛されたことは?
【男性】
【女性】
Q. 束縛したことは?
【男性】
【女性】
先述で、約6割の男女が「自分は束縛はしないタイプ」だと回答していましたが、6割の男性が「束縛をされたことがある」という結果になりました。
その一方で、女性の約6割が「束縛したことはない」と回答しています。
ここにひとつの矛盾が見られました。
もしかしたら、女性は「束縛していない」と思っていても、男性は「束縛されている」と感じる場合があるのかもしれません。
そこで、男女それぞれが考える束縛のボーダーラインについて探ってみました。
3、どこからNG!? 束縛のボーダーライン
Q.束縛のボーダーラインはどこからだと思いますか?
【男性】
・しつこい連絡
・SNSのチェック
・GPSをつけたらアウトかなとおもいます
・携帯を見る 毎日予定を把握 何でも行動を共にする、など
・「異性の連絡先を消して」「異性と話さないで」などと制限を求められたときや、「毎日一回は電話して」などと決まり事を強制されたとき
【女性】
・誰とどこに行ったのか詳細を聞く
・相手が不自由な思いをするかどうか
・連絡が返ってこないと何度も連絡する
・異性と話をしないで、など相手の行動を生活に支障が出るほど制限する
・要望を伝えることは束縛ではないと思いますが、強要したりルールを決めたら束縛かなと思います
Q. 友人、知人、自分の束縛エピソードがあれば教えてください。
【男性】
・SNSを覗かれ嫉妬
・GPSでの位置情報管理
・約束してない日にアパートに来る
・知人に、彼女の束縛が厳しすぎて、1日のスケジュールを毎日メールで送らされている男がいた。そこまで彼氏に興味あるなんて逆にすごいなと思った
・学生の頃の彼女が束縛が酷く、異性の連絡先を全て消させられた。異性と話しているとすぐに不機嫌になり、SNSで異性と話していると、自分の知らないところで相手に嫌がらせをしていた
【女性】
・どこに行くにも一緒についていく
・友達は彼氏から友達と旅行に行くのを禁止されていました
・義父&義母から「同窓会に参加してはいけない」と言われたこと
・友達の彼ですが、連絡に即反応しないと怒る人がいます。当然のように会話中でも電話したりメールしたりで子供っぽいなと思ってました
・高校生の頃、仲の良い同性の友達と喋っていたら、話の途中なのにも関わらず彼に腕を掴んで人がいないところに連れていかれ「俺以外の人を視界に入れないで。俺以外の人の視界に入らないで。」と言われました
男女ともに、束縛とは相手の行動や交友関係を監視・制限することと考えている人が多いようです。
さらに、ここでボーダーラインのヒントとなるこんな質問もしてみました。
Q. いつ、誰と、どこで何をしていたか?常に聞かれるのは?
【男性】
【女性】
Q. 携帯をチェックされるのは?
【男性】
【女性】
Q. 「自分のことを好きか?愛しているか?」と常に聞いてくるのは?
【男性】
【女性】
自分の行動をアレコレ詮索されたり、携帯をチェックされたりすることを不快だと感じるという回答が見られました。また、常に愛情表現を求めてくることに関しては、約6割の人が肯定的でした。
4、人それぞれが捉え方が違うので、お互いの気持ちを確認し伝えたい
最後に、このような質問をしてみました。
Q. 自分がしている行動で「これって相手を束縛しているかも?」とハッとしたことは?
【男性】
【女性】
半数以上の男女が、「もしかして束縛してしまったかも!?」と気になった経験があるようです。それは、一体どんな行動だったのでしょう?
Q. ある方:具体的に教えてください。
【男性】
・携帯のメールを見たとき
・GPSをつけたいといった
・一緒にいられないとすねたりする
・他人と話しているだけで焼きもちを妬く
・何をしていたのか聞く。電話に出ないことを問いただす
・SNSに書いてあった重いと感じる行動に当てはまる事をしていた時
【女性】
・あれするな、これするな、と相手に自分の欲求を伝えてしまった時。(異性関係)
・仲間と飲みに行くと言われただけでは何も思わないが、女性がいると知ると、帰ったかの確認などをすること
・彼の休みの日だと分かった時、彼とのデートの予定が延期になってフリーの日だと分かった時の行動を聞いた
・今お付き合いしている方のお仕事に関して「(出張は)いつからいつまで?」と聞いてしまった時。期間が変更することもあるので、「帰ってきたよ」とLINEで連絡が来るのを、待つべきでした
・彼に上司の女性と仲が良すぎることや、その人との関係について質問したこと。問い詰めてしまったような感じになった。LINEの既読がつかないのに、なにをしてるのか気になって何回もLINEをいれつづけたり
好きな人を大切にしたい、一緒に楽しく過ごしたいと思うのは自然なことです。
しかし、恋人が好きすぎるあまり無意識のうちに束縛してしまうということもありそうです。
相手を苦しめたいとか、不快な思いをさせたいわけではないけれど、自分にとっては当たり前だと思っていることが、相手にイヤな思いをさせてしまうこともあるのかもしれません。
二人の関係をより良くするためには、過度に口を出したり、干渉するのではなく、相手の都合を思いやることも大切です。
お互いが心地いいと感じられるお付き合いができることが一番素敵なこと。
何をされたらうれしいのかだけでなく、何をされたらイヤなのかも「愛情表現」のひとつとして確認し合ってみてはいかがでしょうか?