ラブコンテンツにみるアイディアの考え方①最大化、最小化 恋する広告15
こんにちは。コンテンツプランナーの土田です。
キャッチコピーもそうなんですけど、
アイディアを生み出すときは、ある種の思考のフレームがあります。
それらのフレームと恋愛コンテンツの掛け合わせを考えたいと思います。
■最大化、最小化
例えば商品やサービスがある状態を過剰に表現したり、
それらがない状況を極端に悪く見せたり、
商品やサービスの持つ特性を形容を極端に肥大化させる方法です。
これは数多くのCMやコンテンツに適用されているもので、
例えば、アミノ式の「極端に激しい常人には不可能な運動」でしょう。
これを恋愛にたとえるとどうなるでしょうか?
パターン①AXE 日本上陸篇
https://www.youtube.com/watch?v=AeHTqhZ5JXY
AXEが発売された当時、ここまで徹底的に異性を意識した商品はありませんでした。
そこでAXEは「AXEをつけると女性にモテる」を最大化させると、
「無数の女性が海を越え、島に上陸し、周りのライバルを蹴落としてまでAXEをつけた男性に惹かれる」というCMができます。
これによって与えられる感情は「面白い」「驚き」といったものでしょう。
こちらは海外商品であるAXEの日本上陸のタイミングだったため、
より強いインパクトが求められたためと考えられます。
パターン②Tiffany ティファニー・ブルー
https://www.youtube.com/watch?v=2s1F3KAsd-A
こちらはティファニーとゼクシィのコラボによる、
まるで映画のようなWEBCMです。
こちらが最大化したのは男女の出会いやプロポーズがもつ「ドラマ」を最大化したのです。
その結果まるで映画のようなクオリティの映像が完成して話題を呼びました。
パターン③コブクロ 「ソーラン節」×「流星」篇
https://www.youtube.com/watch?v=xsFrAxElQIQ
こちらはコブクロのアルバム「One Song From Two Hearts」のCMですが、
恋愛要素を最小化したものを当てはめた場合のミスマッチを表現しています。
そのためにドキドキするようなカップルのシーンに、
もっともマッチしない童謡をあえてBGMにし、
「そこは、コブクロを聴きませんか?」とラブソングの定番である
コブクロの楽曲の良さを伝えるシリーズCMです。
このように最大化・最小化のフレームにはめると、
恋愛コンテンツはよりドラマチックになったり、ギャグになったりします。(個人的にはギャグに振るほうがやりやすそうかなと思います。)
次回はまた別の思考フレームに当てはめた場合の
ラブコンテンツをご紹介いたします。