直木賞受賞作 塞王の楯

分厚い本でしたが、興奮して一気に読みました。特に後半、最後の戦いはハラハラドキドキしつつ、読むのをやめられない状態に。

この本のテーマは、まさにタイトルの「塞王の楯」でした。塞王の楯とは、何か…。その答えがラストの戦いのシーンで出てきます。

そして、個人的には三国志と似ている部分もあるなと感じ、戦において、勝つために大切なことは何かが描かれています。

知恵も勇気も力も大切だけど、それでだけでは勝つことはできない。それをラストシーンで教えてもらい、胸がジーンとなりました。

それは戦に限らず、生きるうえでも大切なことなのではないか。例えばピンチのとき、どう乗り切るか、絶対に勝たねばならない試合のとき、どうすれば良いのか、そんなヒントにも通じるように思いました。

こんな時に戦国小説なんて…と、ちょっと思ったのですが、読んで良かったです。

読み終えた今、熱い気持ちで溢れています。

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