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ランジェリー好きとして、常に考えているマナーについて
男性でありながら、ランジェリーが好きで日常的にも使っている物として、長年悩み、というか気をつけていることがあります。今日は、それについて綴りたいと思いました。
ランジェリーは、基本的に女性のものです。最近でこそ、男性向けのランジェリーも出てきていますが、身体的な差も考えると女性の領域だと言って良いと思います。
もちろん、かつてに比べれば、男性がブラジャーなどのランジェリーを使うことについて、少しずつですが理解する方がいらしたり、どちらでもない中立的だ、人それぞれだと考える方が増えてきています。言うまでもないことですが、クロスジェンダーの方は、生まれの生が男性だったとしても、女性という性を自認していればランジェリーを使うということは、ごく当然のことですし、女性であればランジェリーを使うことは自然なことだと思います。(ただ、女性はブラジャーをしなければいけないといった固定概念は女性を縛ることにもなります。ノーブラだとダメだとか、そういったことです。この視点も、また他の機会に綴りたいと思います)
という認識を前提にした上でですが、私が一般的な女性の立場に立った場合、ランジェリーを使う男性をどう受け止めるかと考えると、様々だと思います。非常にプライベートな領域ですから、嫌だと思う女性もいるでしょう。嫌とまではいわなくても、あまり視界に入って欲しくないと思う女性がいてもおかしくありません。私は、そうした気持ちを持つ女性がいらっしゃることも十分に理解しているつもりですし、おそらく、多数派ではないかなとも思っています。ブラジャーをしている男性がいて、なんともなく受け止められる女性は少ないだろうと直感的に思います。
そこで、私が気をつけていることをいくつか上げていきます。
Twitterでのランジェリー情報収集で注意していること
第一に、Twitterでの情報収集の時です。ランジェリー好きな女性のアカウントをみますが、やはり、「男性のフォローはお断り」、「エロ目的NG」、「男性即ブロ」など書かれている方は結構いらっしゃいます。私は、ごく当たり前かなと思いますので、こうした女性を批判するつもりは全くありません。ですので、私から女性アカウントをフォローする場合は、私の投稿にいいね!をしてくださった方、DMで会話をした方(女性に一方的に送りつけるようなことはしません。先方からメッセージをくださった方のみと気をつけています)としています。
また、ランジェリーメーカーの社長さんなどが、社長としてや、ブランド広報としてお使いになっているアカウントをフォローすることはあります。とかく気をつけているのは、一般のランジェリー好きな女性の方のアカウントです。ランジェリーの話しなのに男性にフォローされたと不快に思っていただきたくないからです。
女性のフォロワーさんもいらっしゃいます。なかには「男性フォローNG」と書かれた女性もフォロワーさんにいらっしゃいます。そうした方に私は嘘をつきたくありませんので、前回のような投稿をしましたし、自分のアカウントにも男性ですと明記しています。また、「男性NG」のアカウント三からフォローをいただいたときは、フォローバックもしないようにしています。例外は、ご本人から私が男性だと認識いただいた上で、DMやTwitterでコメントでフォローOKとおっしゃっていただいている方です。
(Photo: Karsten Winegeart/unsplash https://unsplash.com/photos/60GsdOMRFGc)
ランジェリーを買うときに注意していること
第二に、ランジェリーの買い方です。ネットで購入するのが王道だとは思うものの、ランジェリー好きな方はご理解いただけると思いますが、実際の色や質感を知りたいし、ホームページには書かれていない商品情報を店員さんから知りたいこともあります。そのため、私はお店で購入することが多いです。正直、女性のランジェリーのお店に男性が入店することについては、未だに抵抗がありますし、他の女性に申し訳ないという気持ちがあります。
そのため、基本的に、私は他のお客様がいらっしゃらない時間帯に買いに行くように心がけています。平日の昼間、特に午前中はお客様の少ない時間帯です。曜日で言えば、休みが明けた月曜日は比較的少ない場合が多いです。買い物をするお店でも、店員さんから比較的空いている時間帯を教えていただくようにしています。店員さんは、ほぼ例外なく、「いつでもいらしてください。お気になさなくて大丈夫ですよ」とおっしゃってくれます。客商売ですし、そうおっしゃるでしょう。ですが、それでも他のお客様には迷惑をかけたくないし、場合によっては店員さんに「男性が来る店だ」と苦情めいたものも寄せられるでしょう。そうしたこともあるため、来店時間は考えた上で行くようにしています。
ちなみに、私は化粧をしたり、女性の服はほとんど着ませんので、見た目は男性です。女性の服を使うこともありますが、シャツやパンツなど、男性が身につけても違和感のないもののみですし、そもそも少しだけです。ですので、お店にいれば、男性だとすぐ分かってしまいます。
(Photo: Mike Petrucci/unsplash https://unsplash.com/photos/c9FQyqIECds)
また、お店も初めてのお店をあちこちに行くのではなく、何店舗かのお店にしています。店員さんが男性客でもあまり違和感なく対応してくださるかなどです。店員さんだって人間ですから、ランジェリーをする男性について生理的に嫌だという方はいらっしゃるでしょう。ご本人がそうおもっていらっしゃらないというお店にしています。もちろん、お客に露骨に嫌だという方はいませんし、言葉では大丈夫ですという方でも心の中は分かりません。
ここは、もしかしたら、私は店員さんに嫌な思いをさせているのではないかと、以前から悩んでいることもでもあります。申し訳ないという気持ちは、いつも少しありますが、そうしたなかでも、自然に声をかけてくださる店員さんやランジェリーが好きなら男女関係ありませんよとおっしゃってくださる店員さんがいらっしゃるお店にしています。時には、「こちらのお店は店員さんに迷惑だな」と感じることもあります。そういう場合は、行かないようにしています。
店員さんには、自分で使うこともお伝えしています。こんなことを伝えること自体が迷惑かもしれません。嫌だと思わせてしまっていたら、本当に申し訳ないといつも思っています。ですが、最初の段階で正直にお伝えしておくことで、後々、歓迎されていない客になることも避けられます。
ここまで書いたら、だったら、「そもそもランジェリーショップに行くなよ、男が」と思う方もいらっしゃるでしょう。そう言われると何も言えません。ごめんなさい、としか言えません。
ただ、ランジェリーは、すでに私にとって大切なものになっているため、少しだけ、私のスペースを許していただければなと思っています。それでも勝手な思いだということは分かっています。
生理に関する話題
第三に、女性特有の生理などに関する話題については、大変重要なことであるため、男性として理解することに心がけている一方で、自分からは入らないようにしています。例えば、生理向けランジェリーについてのtweetをみても、リアクションはしません。ランジェリーのなかでも、特にセンシティブな領域だと認識しています。
(Photo: Kinga Cichewicz/unsplash https://unsplash.com/photos/5NzOfwXoH88)
ランジェリーという素晴らしいものを受け継いできた女性に感謝
女性がいらっしゃるからこそのランジェリーです。主役は女性。ランジェリーを愛する女性たちが、素晴らしいランジェリーを生み出してくれた。その恩恵をいただいているんだということを、私はいつも思っており、主役の女性にはできるだけ不快になって欲しくないという思いの上で、ランジェリーを少しだけ、楽しませてくださいという気持ちで、私のランジェリーライフがあります。
Twitterで声をかけてくださる女性や、お話をしてくださる店員さんなどには、感謝しても感謝しきれません。
これが2本目noteでした。男性である私がランジェリーとお付き合いする上での考え方は、お伝えしておいた方が良いなと思い、1本目の続編のような気持ちで書きました。
次は、これまでに好きになったブランドや、そのブランドに対する思いなどについて書きたいと思います。
それでは、また、素敵なランジェリートークを。
(Banner Photo: Heather Ford/unsplash https://unsplash.com/photos/h0dZX39mJRs)