「田舎農家嫁」の私が「フリーランス農業女子」になった理由。vol.1
この世の中、今の世代に、なりたいものが"農家お嫁さん"という人はどのくらいいるのだろう。
"農家お嫁さん"と言えば、朝早くから家族のご飯をつくり、掃除洗濯も完璧、家族のサポートをし、畑へ向かう。合間のいっぷく(休憩)はぬかりなく、夜は地域の会合があれば駆けつける。
かなり端折ったけれど、そんな感じの仕事(とは認識されない)をしているのが農家お嫁さん。
もちろんお給料なんてものはなく、どれだけの仕事量をしているかすら認識していない。いや、認識したら多分無理になるから、考えないようにしていると言った方がいいかもしれない。
こういう状況で、果たして農業は持続可能なのだろうか。
もちろん、食の環境や自然や伝統など、そしてその在り方は本当に有難いし感動もするし尊敬もしている。
それを踏まえての話ということは、ご理解いただきたいと思っている。
それ以上に、良い悪いということでなく、その間や両方が良いところが見つかるはず。それをこの記事を進めながら探したいと思う。
ところで、私は嫁いで12年。夫はサラリーマンなので「3ちゃん農業」(それまで農家の働き手であった男性が出稼ぎに出たり、農業以外の職業に従事したりして、老年男性と老年女性と主婦、すなわち「じいちゃん、ばあちゃん、かあちゃん」により農業が営まれることである。Wikipediaより )の農家である。
即戦力ではなかったけれど、まあ一般的な"農家お嫁さん"の経験は一通りあるし、ここではまだ書かないような(笑)深い経験も山あり谷あり。経験だけはしている。
ちなみに、この文章を書いるけど、全くできたお嫁さんでもなかったし、料理洗濯嫌いだし至らないところばかりだったと思うから、「もっとちゃんとやれ」と言われても反論はできなかった。笑
そんな完璧でない立場ではあるけれど、やっぱり不思議に思うことはたくさんあるわけで、その重なりから「フリーランス農業女子」に行き着いたわけで。
そんな、"農家お嫁さん"でしかなかった私が「フリーランス農業女子」として生きることになったあれこれを綴ります。
ここで伝えたいのは、全世界の悩める農家お嫁さんに、【"農家お嫁さん"でも自律と自立ができる】ということ。
現在私は、自分で稼いでいます。(お金を沢山得ているってことでなく、多少なり食べて行けているってことね。)
それだけが「正しい」という事ではなくて、「選択肢にそれもあるよ」という事を知ってほしい。
そして、稼げればいいってわけではもちろんないけれど、やっぱり【自律】と【自立】を両方持っていると世界が全然変わっていく。
誰かのせいにして生きて行きたくない。
それが、今の世の中ならできるということ。
そしてそれが出来た先に、本当に持続可能な農業と向き合えると感じている。
vol.1はさらっと書いてみたが、少しずつ、私なりの想いや考え、方法をお伝えできたらと思います。
フリーランス農業女子:愛実
【Berry's Garden】
福島発アグリブランド、Berry's garden代表。「Pocket of “love berry” time:日常のちょっとしたスキマに、愛、実る時間を。」 をテーマに、クオリティや想いを大事にした日常の一息つけるスキマ時間を幸せに感じられるアイテム・イベント・ライフスタイルと「可愛い楽しい農」を提案。“あなたのスキマに幸せをお届けしたい”という想いをブランドを通じて発信している。
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