【マンガ業界Newsまとめ】中京地区唯一の漫画を描ける場「漫画空間」クラファン実施中・各社新サービスローンチ など|8/6-113
マンガ業界ニュースの週1まとめです。動きの早いマンガ業界・Webtoon界隈のニュースを出来る限り一か所に集め、業界の方が短時間で情報を得られることを目指しています。
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名古屋に「シェア漫画スタジオ 漫画空間」を作りたい!!
名古屋市大須商店街に拠点を持つ、漫画が読めて、描ける漫画喫茶「漫画空間」をご存じでしょうか?
2010年以来、店長の内藤泰弘さんが切り盛りしてきた、漫画家や志望者の集まる、名古屋はもちろん中京地区唯一と言って良い「作り手側の漫画家コミュニティ拠点」です。
東京、大阪/京都などは、多くの出版社や教育機関、イベント会場などが集積し、漫画家プロ・アマのコミュニティも沢山あります。最近では、熊本や新潟などにもそうした息吹が芽生えています。
ただ、中京地区はなぜかそうした場が少なく、誰でも行ける唯一無二の存在が、この「漫画空間」になります。
ここには中京地区の多くの現役作家や志望者が集まり、その場で作品作りや交流をしたり、東京などから漫画家や編集者が訪れ、講習会や出張編集部が行われるなど、貴重な場となっています。
この漫画空間が店舗老朽化などから移転&リニューアルをされるにあたり、クラウドファンディングを実施中です。幸い、2日目にして目標金額は達成したようですが、支援が厚くなるほど、中京地区の漫画家たちのコミュニティが充実することに繋がります。
中京地区に所縁のある方、なくとも、こうした取組を応援されたい方は、ぜひご支援を!そして、時間が許せば新生「漫画空間」に訪れてください。私も行きたいです。
各社レーベル、新媒体、新人支援など、新たな取組多数
ソニーミュージックからコミックアプリ「コミックROLLY」新登場!
大手エンタメ企業SMEのマンガアプリ参入です。
推し出すは今人気絶頂のYOASOBIを生んだ小説投稿サイト『monogatary.com』からの原作、13作品が進行中とのこと。
他に同グループ内のbooklistaSTUDIOより、Webtoonなどが投入されるようです。
「マンガBANGコミックスWeb」をスタート!システムにコミチ+を導入
*:本件は筆者の所属するコミチ社関連のニュースです。
マンガアプリ大手の「マンガBANG」を運営するAmazia社が、オリジナル作品を制作する編集部による作品を連載するWebマンガ雑誌「マンガBANGコミックスWeb」をスタートしました。システムにはコミチ社のコミチ+を使用しています。
電子書店のオリジナル作品と言えば、一昔前は自社サービス内限定公開が主流でしたが、そうして閉じてしまうと、多くの読者と作品の出会いを妨げてしまうこともあります。
特にアプリの場合、そこだけで連載するものはSNSや検索を通じて読者と接続することが難しくなります。
コミチ社のコミチ+は、SNS施策やSEOに優れ、ヤングアニマルWeb、ヤンチャンWebなど複数の媒体と共通ID、共通ポイントを使用できることから、沢山のお客様が訪れる大きな書店のようになっており、新作の認知を狙う取組になっています。
コミックレーベル「DREコミックス」10月25日創刊決定!
コミックやWebtoonへの進出をはかっていたドリコム社ですが、コミックレーベル「DREコミックス」をスタートです。蝸牛くもさんなど、有力作家を擁してのスタートのようです。
「BOOK☆WALKER」、月額読み放題サービスをリニューアル!
もともと、マンガや小説などの読み放題サービスをやっていた「BOOK☆WALKER」が、サービスをリニューアルし、マンガに加えて小説も読めるMAXコースを設置とのこと。私もラノベの読み放題で使ったことがありますが、これは使いでがあるサービスですよね。色んなラノベを試せますし。
「pixivコミックインディーズ」より、新マンガレーベル「BLUE FLAME by pixiv comic indies」が創刊
これまで、多くの編集部と連携してきたPixivですが、今回は漫画家と編集者のマッチングをはかる「pixivコミックインディーズ」内に、インディーズマンガレーベルを作るとのこと。
そもそもPixivは、マンガ編集部にとって作家と出会う場として長く使われてきましたが、ここに来て更にインディーズ機能が充実してきていますね。
comicoは2013年の開始以来、新人のWebtoon制作を推奨し、デビュー支援をしてきましたが、今回はそこに「comicoルーキー読切」という取組をスタートさせたとのこと。
「新人作家の最大で5話からなる読切作品を全話無料で公開。1回の開催につき公開は3~4作品。」と、新人作品を推していくというもののようです。
「Webtoonの読切」となると、やはり1話ということではなく、3-5話くらいなんだなぁと、新しい定義を見た気がします。
「ホンコミ」と「トキワ荘プロジェクト」がクリエイターの作品掲載で連携を開始
こちらは、最近スタートしたDNPのアプリ「ホンコミ」上で、トキワ荘プロジェクトの新人漫画家が作品の配信をする「未来の人気マンガ家を応援!キャンペーン<トキワ荘プロジェクト>」取組のようです。
新人の作品を読むと、コインがプレゼントされ、そのコインを他の作品を読むことに使えるというもののようです。
8社24編集部が参加するマンガ持ち込み会「DAYS NEO REAL★NIGHT」が講談社で
マッチング型マンガ投稿サイト・DAYS NEOで、マンガ持込イベント「DAYS NEO REAL★NIGHT」を開催とのこと。夜に講談社を漫画家が訪れ持込をするというもののようです。夜開催というのがまた面白いですね。
国内News
KADOKAWA第1四半期決算ですが、電子コミックは堅調、権利許諾収入が増収とのこと。
マンガに特化した媒体・まんが盛り盛りダ・ヴィンチが誕生。本誌9月号増刊で8月1日に発刊とのこと。紙の雑誌が厳しい時代ですが、増刊とは言え愛蔵版クラスの充実した内容のようで、ファンの支持をえられれば伸びそうですね。
アマゾンのコミックランキング、今週のトップは人気Youtuberのコミカライズ作品だとか。珍しいですし、素晴らしい力ですね。
とのこと。大変だと思うのですが、頑張っていただきたいですね。
コミケの見本誌を収蔵している場所が、埼玉某所にあるんだとか。
300万冊、段ボール3万5000個にのぼるそうで、とんでもない史料となっておりますね。ただ、昔の同人誌を見られたくない人も多かろうという観点にも納得のいくところで、どうするか悩ましい文化遺産ですね。
今週のWebtoon新規参入・新たな動き
リブレ社のBLブランド「ビーボーイ」が、Webtoonに2作配信開始。
シーモア、めちゃコミ、ebookjapan、Renta他、複数書店で配信とのこと。
WIT STUDIOのWebtoon展開にあたり、アニメ制作会社のリソースでWebtoonSTUDIOに近い部分、遠い部分などの説明があり面白いです。
海外News
タイトル:NAVER、2四半期の営業利益3727億ウォン…「歴代最大の四半期成果」
NAVERの第2四半期決算が史上最大とのことです。
グローバルでのWebtoonの取引額が、前年比8.6%増、日本(LINE
LINEマンガ等)では、オリジナル比重拡大で、有料利用者が前年同期対比20%以上増加、北米でもARPU(有料利用者当り決済額)が前年同期対比20%以上拡大とのこと。
特に北米の課金は、サブスクしか受け入れられないということで、文字通りARPU(要は客単価)が課題だったのですが、もともとのWebサービスからアプリに切り離して「待てば無料」を北米にも展開したあたりが奏功してそうですね。話売りでは追随するK BOOKSなどにも参考になりそうです。
タイトル:カカオ、史上初の四半期売上2兆ウォン突破したが…収益性は悪化
こちら、コンテンツ部門では音楽が好調も、Webtoonは前年比1%増ほどとのこと。まだまだ掘ってる投資フェーズなのか、ヒット作が足りないのか、難しいところですね。
タイトル:Kコンテンツの違法配信を取り締まる
映像、音楽、Webtoonなどの韓国コンテンツも多くの海賊版消費にさらされています。韓国政府は、その規制に向けて米国含む各国と連携を強化。共同捜査チームや、情報共有、侵害調査、侵害捜査など、具体的な計画があるようです。
タイトル:世界中に広がるウェブトゥーン「紙の漫画はなくならない」と強調
確かに、Webtoon作品が米仏などで紙の単行本化される事例が増えており、このあたりは2023年現在Webtoon市場の先行きの一つの考え方になりますね。妄想的に「紙は大丈夫に違いない」みたいな話でもなく、論拠があります。
タイトル:文化体育観光部、日本のドラマ・バラエティーの韓国内流通規制を廃止
さすがにもう、そういう感じでもないですよね。
実写については、韓国作品の方がずっと強いですしね。
タイトル:ウェイン一家の冒険にちなんで、軽快なウェブトゥーンの見出しを飾るべき DC キャラクター 10 人
バットマンのWebtoon化が成功したので、他の10作こういうのもやったら?という記事が出るくらい良かったんですね、バットマンのWebtoon。そこから、紙のアメコミ出版にも繋がったと言いますしね。
タイトル:アメコミの成功にとって表紙はどれくらい重要か?
この話題は、要の東西に関わらず尽きませんね。
タイトル:Comikey、集英社マンガMeeのウェブトゥーン5タイトルをライセンス供与
Link-U社が北米で運営するコミックプラットフォーム、Comikey上にて集英社のWebtoonが5作品配信開始とのこと。マンガMeeのWebtoonみたいですね。
中国では、配信企業が5年ほど前まで日本のアニメに対する強い影響力を持っていましたが、近年これが影を潜めているとのこと。逆に、日本作品は映画が人気で、スラダンはじめ、こちらは伸びているとのこと。
中国快看では、海外販売の比率が上がっているようですが、中国の景気後退などの影響で、作家のつなぎ止めなどに危機感を持っているようです。
AI・画像生成関連
AI生成画像の識別は難しいようですが、マイクロソフトやAdobeは、「C2PA」という暗号技術を利用して、コンテンツの出所に関する詳細情報や制作者の情報を示せるようにするとのこと。どんどん変わっていきますね。
AIと紙の同人誌即売会は、ちょっと遠そうではありますが、新潟ガタケットにAIイラスト・フォト投稿専門サイト「chichi-pui」が出展するようです。現場の反応はいかがなんでしょう。
Stability AIは、プロンプトの性能を向上。Photoshopは、生成AI機能が日本語で利用可能になるとのこと。これらも進んでいきますね。
AI絵画コンテストにも関わらず、画像学習方法による著作権侵害の懸念でコンテストそのものが中止とのこと。過渡期ですね。
日本寄りのイラストが作れるとのこと。
ハリウッドのストライキ、長いですね。AIも関係しているとか。
記事のみ紹介
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現在私は、マンガ編集部やWebtoonスタジオが自社で作品の販売をできるWeb雑誌の仕組み、「コミチ+」の営業をしています。
コミチ+は、来年に向けて大手出版社やWebtoonSTUDIOなどの大型受注を複数控えておりまして、絶賛エンジニア、Webディレクター(運用担当・データアナリスト等)などを募集中です。サービスがどんどん大きく広がっていく、これから滅茶苦茶楽しくなっていくタイミングです。一緒にやりませんか!私も力を出し切るつもりですし、一緒に働く方には私の持ってる知識や人とのつながりを最大限提供したいと考えています。詳細は以下より。
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