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私たちは仲良くできる。

 昨日、実両親が2回目のワクチンを接種しました。

 昨日、今日と2回、安否確認の連絡をして、幸い副反応は特にない
とのことで、ひとまず安心しました。
(もちろん、今後も注意深く見守るつもりですが)

 これで、義両親を含め、4人ともワクチン済みとなりました。

 義両親が住む町は、ワクチン予約をせずとも、接種する日時がすでに
決められて、通知がくるところだったし、直接会うことができなかった
ので、打つ打たないの話をする機会はありませんでした。

 実両親には、ワクチン予約を取る前の時期に、厚労省の出している
副反応のリストや、雑誌の特集記事などを準備して、もう少し様子を見てはどうかと提案してみました。(海外の記事はセンセーショナルすぎる
のと、信じてもらえなさそうなので、あえて入れずに)

 しかし、出かけることもできず、家では1日中テレビがついている状態。感染者の数を(陽性者ですが)連呼され、この状態を脱するには、自分や、家族のために、ワクチンを打つしかないと、繰り返し言われる状況で
娘が言う「副反応が怖いから様子を見よう」という提案など、自己中以外の何物でもないわけです。

 私の提案は却下され、結局、懇願されて、私がインターネットで接種予約をしました。

 その日からしばらくは、私があの時にネット予約をしなければ、と後悔
する日が来そうで、夜も寝られなくなったり、当日になんとかキャンセル
できないかと悩んだりもしました。

 でも、ある時から、マスクをするしない、ワクチンを打つ打たないは
それぞれ自分が決めること。それを尊重しようと決めました。
今は、考え方は違っても、自分のできる形で大事な人を支えたいと
思っています。

 実両親も義両親も、本当によい人たちです。家族のために我慢をすることをいとわず、人様に後ろ指をさされないような生き方を80年以上してきた人たちです。

 「出かけるな」と言われれば、この1年半ほとんど出かけず
唯一と言ってもいい外出の、ウォーキングと買い物時は、酷暑でもマスクを
はずさず、ただひたすらこの未曽有の事態が収まるのを待っているのです。

 このような人が、日本中にいるのだと思います。
自分たちが我慢したら、世の中はもうすぐ良くなると信じて、体がぼろぼろになりながらも医療従事者として、エッセンシャルワーカーとして
毎日頑張ってくれる人たちもたくさんいます。

 私たち家族は、今のところワクチンを打つ気はありません。
あまりにも異常なこの偏った報道に気付いてしまったら、国もテレビも新聞も何もかも信じられないからです。

 ただ、私たちは孤島で自給自足をしているわけではないので、少数派の
立場をとることが、とても怖くはあります。
会社や学校に行く権利がはく奪されたり、買い物や外出に制限を受けることが、遠い異国の話ではなくなるかもしれない可能性。

 ワクチンを打つ打たないはその人の自由なのだから、反ワクチンの人は
勝手に自分たちが、打たなければいいだけ。その代わり、もし罹患しても
一切の医療サービスを受けるな、医療従事者の人に迷惑をかけるなと、
正義感から当たり前のようにいう人が多いことに、心の底から恐怖を
感じます。

 有名人がコロナにかかって亡くなる。そうするとワクチンの接種の有無が
話題になる。ワクチンを打たないのは自由だが、打たなかったことで重症化
したから、みんなに迷惑がかかった。本来なら入院できた患者さんが、
打たなかった人のせいで入院できなかった。責任をとれるのか?
こんなコメントがネットに大量に書き込まれています。

 これって、どう考えてもおかしいですよね。ワクチンを打たずに亡くなった方が、どうして入院できずに亡くなった方の責任をとらなければ
いけないのでしょうか。

 だったら、ワクチンの副反応で不幸にも亡くなってしまった方の責任は
誰がとるのでしょうか。

 ワクチンを打たなかった方、不幸にも入院できなかった方
そして正義感から、つい責めるコメントを書いている方、こんなコロナ禍でなければ、みんな毎日を精一杯生きているいい人たちですよね。

 責められるべきは、期待できる薬があるのに、新薬を開発しているがために供給を抑えている薬品会社や、国民に外出を制限しながら海外から入国者の制限を緩める政治家、母数を発表せずに陽性者のカウントばかりを報道
するマスコミですよね。

 ワクチンの接種が広まることで利権を得ている側は、ワクチンの接種の
有無で、私たちが、家族間で友達間で同僚間で分断することを望んでいます

 ワクチンを接種すること、しないこと、そのどちらかを決めた気持ちを
お互いに尊重しませんか。違う意見を持っていても、このおかしなコロナ禍
を早く終わらせたい気持ちはどちらも同じなのです。

 自分の意見を主張したいのなら、相手のことを、侮蔑したり見下したり
する言い方をせずに、誠意をもって発言するのが対話だと思います。

 難しい話はできないけれど、みんなのためにと思って行動する形が
二分していることで、どちら側もつらくなっているこの状態を
なんとかしたくて書いてみました。

※ TOMOさんのイラストお借りしました。
  ありがとうございます。



 

 

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