「きのう何食べた?」のケンジが最高。
久しぶりに映画館での映画鑑賞を楽しみました。
マンガの連載時から大好きな作品です。ドラマ化されると聞いた時
そのキャスティングにびっくり。西島秀俊さんは、ある意味想定通り。
でも、内野聖陽さんは、あの「仁」の坂本龍馬役のインパクトが強くて、
本当に大丈夫なの?と半信半疑でした。
でも、今となっては、もちろんシロさんも、小日向さんも、ジルベールも佳代子さんも、ご両親(お父さんはお二人とも)も素晴らしい演技と安定感ですが、とにかく何より誰より、内野さんのケンジが最高にはまり役!!
だって、あの坂本龍馬ですよ、「おかえりモネ」のおとうさんですよ。
なのに、「何食べ」に出てくるケンジは、共演している他の女優さんを
出し抜いてダントツにキュートなんです。
観客のほとんどが、ケンジの一挙手一投足にクギ付けでした。
すねるケンジ、妄想が爆発するケンジに笑い、シロさんの作る料理の
一品一品に丁寧に感想を言う姿に感動し、せつない乙女心に共感し
自分の嬉しさ、幸せな気持ちを、素直に口にするケンジに号泣する。
みんながケンジのように、素直に喜びを表現して、感謝を伝えられれば
まわりの人も幸せになりますよね。
数年前から、家族や近しい人に何かしてもらった時に、どんな小さいこといつものことでも、必ず「ありがとう」のお礼を言うことは、意識的に
してきました。
でも、今回あらためて、この映画のケンジを見て、
「ありがとう」と言うことも大事だけれど、「すっごく嬉しい」の一言や、
「○○で、とっても美味しい」「○○したいな」という自分の気持ちを
いう事が、相手にとっても嬉しいことが再確認できました。
原作は、まだまだ続いているので、今後も1年に1回くらいスペシャル
ドラマの形ででも、シロさんとケンジを見たいなぁ。
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低気圧のせいもあるのか、更年期あるあるの、頭痛、めまい、倦怠感で
出かけるまで、ちょっと不安でしたが、本当に行って良かった。
映画を見ている間は、笑って泣いて、急に汗がふき出たら、小さく扇子を
パタパタしてなんとか乗り切りました。
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余談ですが……
朝ドラ「おかえりモネ」は、脚本が同じ安達 奈緒子さん、西島さんも出演
されていて、「何食べ」ファンとしては、とても嬉しい状況だったのですが当然と言えば当然ですが、内野さん演じるモネのお父さんは、西島さんとの共演シーンでも、ひとっかけらのケンジも感じられない完璧な別人格でしたね。(そりゃそうだ)