嫌な人をちゃんと嫌いになるチャレンジをした長女気質の話
嫌な人だな、と感じても「でも、あの人にもいいところはあるはず」
とか
「私も悪かったかも」とか、常にバランスを取ろうとする私が心にいた。
人を嫌ってはいけない、みんなと(一人残らず)仲良くしなきゃいけない、
と思ってきた。
昔、母にお友達とのトラブルを話した時、開口一番「あなたも悪かったんじゃないの?」と言われた時。
「仲良くできない私がダメなんだ」と、
自分の気持ちよりも、人と仲良くすることを大事にしないといけないと思い込み、それが果たせるように見張り役を頭の中に置いた私。
それ以来、人に対してネガティブな感情が湧くと、見張り役がバランスを取るような言葉を頭の中に響かせて冒頭のやり取りを繰り返していた。
でも、心のことを学んで、それが私の足かせだとわかった。
自分の感情を自分がまるっと認められないと、その「認めてもらえなかった私」が原因で、不安や寂しさや自信喪失感が大きくなっていく。
それは大抵、なんだかわからないモヤモヤとして、同じような場面でうっすら気持ちに靄がかかる感覚でよみがえる。
人として良くないとか、いい人であらねば、と思っているうちに、心の奥に無理して溜まったモヤモヤが黒いべとべとした気持ちになってぬぐえなくなってしまう。
本当の自分と、こうでないと、の自分が乖離していく。
だから、嫌だなと思った人をちゃんと嫌いになるチャレンジをやってみた。
ひやひやした。
私が嫌ってるってバレちゃうんじゃないか、(すぐ顔に出るから・・・)
二人っきりとか、その人にお世話になる場面が来たらどうしよう、とか。
でも、気づいたのが、私はこの人が嫌いって腹をくくる?みたいになると、心が穏やかだったこと。びっくりするくらい。
嫌ってはいけない、って無理してた時は、1.2倍明るめで接する感じなんだけど、
嫌いでいい、は、普通でいいから、心が凪。波風立たない。
無理して話しかけもしないし、距離取って関わらないようにもした。
そしたら、嫌いなんだけど、どうでもよくなって
楽だった。
ほぉぉぉーー!!
って、ちょっと楽しくなったくらい。
人を嫌いになってもいい。
嫌いがずっと続くときもあるし、和らぐこともあるし、これから先
どうなるか楽しみにしてもいいじゃないか。
そして、私も、嫌われることもある。仕方ない。
が腑に落ちたから、気持ちが更に楽になった。
嫌なものは嫌って、自分の気持ちを大事にするのがやっぱり大切。
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