鎧が割れた日につくった香り

ある日、今まで自分を守るために装備していた鎧が割れた。

やっと割れてくれた解放感、
手放すことができた達成感。

どこまでもどこまでも伸びていきたい蔓のような気持ちだった日、まず手に取った1本はローズウッドだった。

ほのかな華やかさを持ったベースに、
身体に残っている老廃物も鎧のカケラもひとつ残らず全部押し流してやりたくて
デトックスの代名詞、ジュニパーベリーももちろん加える。

そこに爽やかさと華やかさをしっかり足して
これが今の私、という宣言も加える。

その日のマッサージはお昼にしたのだけど、
鼻腔に届くメッセージから
今年の秋冬は網タイツを新しく足す、と決める。

Cool Struttin'のアルバムでも聴こうかな。