戦国時代の自動操縦
「というわけで天の川銀河太陽系第三惑星。現地時間で約400年くらいたっている時代へ転送する。まだ現地生物は生存しているか、また技術進歩はどのくらいかを探査してきてほしい」
「司令官、あの星だけは勘弁して」
「なぜだ」
「前回調査で持ち帰ったあの板状デバイスを研究されたでしょう?」
「ああ。あの装置の秘密はとうとう分からなかった。あれを前後左右に振るだけで現地生物が殺し合いをする魔のデバイス。あの自動操縦技術の秘密を解明しなければ……やつらの技術進歩の様子を見てから第三惑星移住の是非を決定する」
隊員はしぶしぶ現地探査に出かけた。
1年後、隊員は転送装置により惑星より戻ってきた。
「どうだった」
「いやー、ずいぶんと雰囲気は変わってましたね」
「現地生物は友好的だったか」
「表面上はね、ただやっぱりヤバイわ」
「なぜだ」
「例の魔のデバイス振ると、裸で取っ組み合いする巨体のやべー奴を、またそれを喜んで見てる。あれは公開防衛訓練ですよ」
完410
2001年宇宙の旅 オープニング
R. シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」 Op.30
大相撲九州場所開幕中。けして相撲と力士、文化を否定するものではありませんのであしからず。初日から行司軍配差し違えがあったようですが、もし本当に差し違えで行司が切腹なんてしてたら、それこそやべー奴らと思われるでしょうか……
たらはかにさんの毎週ショートショートの企画、今週のお題「戦国時代の自動操縦」に参加させていただきました。
たらは親方様他、文フリ東京参加の皆様お疲れ様でした。親方様の本欲しい……
たらは親方様が軍配ふれば、馳せ参じなければならんのでしょうが、なにせ最近の激務で身体がボロボロ。参じると惨事になりそうなのでもう少し余裕ができたら東京へも行ってみたいなあ。