見出し画像

忍者ラブレター 毎週ショートショートnote

「これがそうなの?」
ミヨはおじいちゃんが書いたラブレターを見て喜ぶ。
おじいちゃんが出せずにしまっていたものをおばあちゃんが見つけたのだ。
「なんだか黄色い字ね」
「これはね、あぶり出しといって、子供の頃に流行ったのよ。ミカンの汁で書くの。乾いたら見えにくくなるんだけど、ろうそくとかであぶると字が浮き出して読めるようになるのよ。忍者の手紙みたいでしょ。秘密の手紙よ」

「半分くらいしか読めないね」
おばあちゃんはちょっと恥ずかしそうに『おじいちゃんがなんでおばあちゃんのことが好きになったかとか書いてあったのよ』と言う。
「ここの『sayaka』って誰?」ミヨは訊く。
「なに?おばあちゃんは『sayoko』よ」
「でも、これsayakaへ、って書いてるよ」
「oがaに見えるだけよ」
「ふ~ん」

仏壇のおじいちゃんの写真が突然倒れミヨが驚く。
「ほら、おじいちゃんも恥ずかしいって」
そう言いおばあちゃんはなぜかラブレターをぐしゃりと握った。

完410

槇原敬之 LOVE LETTER


超超超超~~~~忙しいのです。
兎に角忙しいのです。
皆さんのところへあまり行けません。ごめんなさい。
これ書くだけで精一杯。
🙇
ほんと身体持つかな………… 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?