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性別と笑い

M-1も3回戦まできた。毎年のことだけど、今年も「何故ここが落ちる?」ってとこが落ちていて、「何で受かった?」ってとこが3回戦進出している。2回戦を見てないのでなんとも言えないけど、審査員の好みなのかしら。

ここでふと思う。審査基準って何なんだろう?
そもそも、審査員って誰がやってるのか。賞レースの決勝はわかる。それ以外のところ。
賞レースの決勝以外を見に行ったことがある人はわかると思うけど、どの賞レースもオープニングに審査員の紹介をする。とはいえ、よっぽど詳しい人じゃない限り、どこの誰かはわからない。私も1人、2人ぐらいしかわからない。
いつも思うんだけど、

「審査員って男ばっか」

本当に男ばっか。私がM-1の1回戦に出た時も、全員男だった。せめてWぐらいは全員女性にすればいいのに。
ただ、女性の作家って本当に少ない。YCAに通ってた時も芸人さんに「女性の作家さんって珍しい」って言われた。芸人界って裏方も男が多い世界なんよ。ライブ主催者も男ばっか。芸人も男ばっか。審査員も男ばっか。M-1で女性芸人が勝てないのは、女がつまらないって理由だけではないと思う。

私は女性の面白いと男性の面白いの感覚は少し違うと思う。
これは結婚していたときの話なんだけど、元旦那と2人でバラエティ番組を見ていた。元旦那は男の芸人が裸になったり、漏らした話とかでゲラゲラ笑う。ハッキリ言って「小学生かよ!」って思ったよね。ちなみに今うちにいる小6男児も同じ感じだから、男って小学生から変わらないんだろうな。男性の脳ってきっと単純なんだろうね。リアクション芸とか、裸とか、暴力とか、わかりやすいもので笑える。

逆に男の人でもこれまでの人生で何回も「女の話ってつまんねーな」とか「女子会で何時間も喋って何が楽しいんだ?」と思ったことがあると思う。あれ女性の私はめちゃくちゃ面白いんだけどね。ファミレスで気がついたら6時間ぐらい経ってたなんてよくあるし。お店に申し訳ない。つまりそういうこと。

もちろん笑いの感覚が、全く違うとは思わない。でも、やっぱり性別による違いって絶対にあると思う。
でもとりあえず女性芸人と女性作家が増えないとどうにもならないんだけどね。
私が生きてるうちに女性コンビでM-1優勝するコンビ現れるのかしら?

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