2.自分の感想は言わない
指導者は自分の本音を言いたがる
大事なことは質問することというテーマで、保護者への接し方についてお話ししました。楽器購入の相談では、事実だけを伝えるべきだとお伝えしました。
しかし、私には言いたくなることがあります。それは自分の意見です。
私は、子供がピアノを始める時、本物のピアノが一番良いと考えています。そのため、保護者が「アップライトピアノ」や「本物のピアノ」と言い始めると、つい反応してしまいます。
本物のピアノで始めるのが一番効果的だと思っているからです。
保護者が電子ピアノの話をしているのに
「でもやっぱり本物のピアノがいいですよね」と言いそうになります。
しかし、保護者からすれば「それはあなたの意見ですよね」ということになります。
最初から本物のピアノを用意できれば問題ありません。しかし、様々な事情や予算、不安のために、それができない場合があるのです。
自分の前提に「なぜ?」を使って気づく
ピアノ指導者として、私には自分なりの考えがあります。ついついそれを保護者に押し付けてしまうことがあります。
保護者と話す時は、大切なのは相手の事情や考えを聞くのが目的です。ですから自分の考えは一旦脇に置いておく必要があります。
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