はるよ★学び

指導者をはじめ、生徒さん・保護者さんがピアノレッスンを楽しむために、それぞれができることを考えます。実践心理学NLPでピアノ教室の保護者や生徒とのコミュニケーション・意欲をもたらす聴き方と、私の著書「まいにちのピアノレッスン」「こどもの音楽ドリル」などのご紹介をしています。

はるよ★学び

指導者をはじめ、生徒さん・保護者さんがピアノレッスンを楽しむために、それぞれができることを考えます。実践心理学NLPでピアノ教室の保護者や生徒とのコミュニケーション・意欲をもたらす聴き方と、私の著書「まいにちのピアノレッスン」「こどもの音楽ドリル」などのご紹介をしています。

マガジン

  • こどもの音楽ドリルをのぞいてみよう!

    ドリーム・ミュージック・ファクトリー刊の私の書いた「こどもの音楽ドリル」の内容をご紹介します。このドリルを制作したきっかけは、教室でピアノを弾くことだけに集中している生徒たちに、音符の読み書き、リズム打ち、聴音など、様々な音楽スキルを少しずつでも身につけてほしいと考えたからです。このドリルを通して、生徒たちが音符に親しみ、ピアノ指導者とのコミュニケーションを深める楽しい手段として活用されることを願っています!

  • ピアノを習わせる保護者のための「ピアノレッスンを楽しもう!」

    ピアノをお子さんに習わせる保護者へのメッセージ。ピアノ指導者によるピアノレッスンを最大限に楽しむコツ。ヒント。 小学生~中学生の子どもたちが自ら自分の好きな分野を発掘し、ピアノが趣味になるまでの道のりを、NLPの考え方を交えて指導者がつづります。 NLPとは、ものの見方や考え方を客観的にみて思考に変化を起こす心理学のこと。うまくいかないルールを自分で見つけて、思考を書き換えていけば、自分の思考パターンから抜け出し、自分の満足度を上げ、楽しく行動することができるのです。苦しい子どもへの関わりから抜け出しませんか。

  • ギクシャクした保護者との関係にさようなら

    コミュニケーションは相手の意欲を引き出すことです。 ラポールを使うと、指導者と保護者の誤解が解消され、協力関係が生まれます。 この協力関係で子どもの成長を多角的にサポートできるのです。 ラポールでのコミュニケーションで得られたある法則とは何でしょうか?これから、実際の事例を交えながら詳しく探っていきます。

  • ザ・ピアノ教室の人間関係。徹底攻略虎の巻

    この手法は、自分自身の本音に耳を傾け、自分の感情の理由を明確にすることで、迷いや不安を解消していきます。常に自分の本音と向き合い、より確かな判断力と行動力を身につけることができ、結果的に、何か問題が起こってもモヤモヤは最小限になっていき、傷つくこともなくなっていきます。 自分の感情や思考パターンは、保護者とのコミュニケーションを改善する鍵です。自己認識が深まると、自分の反応をコントロールしやすくなり、より冷静に対応できるようになります。また、自分の感情を理解することで、保護者の気持ちが見えるようになります。より円滑で建設的な対話が可能になり、信頼関係が深まります。あなたもぜひ手に入れてみませんか。

  • 悩まない。自分の本音から答えを引き出す究極の悩み解決法

    この手法は、自分自身の内なる声に耳を傾け、真の願いや価値観を明確にすることで、迷いや不安を解消していきます。従来の問題解決法とは異なり、外部からの助言や情報に頼るのではなく、自己の内面に答えを求めるアプローチを取ります。本質的な自己理解を深めることで、常に自分の本音と向き合い、より確かな判断力と行動力を身につけることができます。このマインドセット(物事に対する考え方や姿勢、心の持ち方)をぜひ手に入れて、モヤモヤのない教室運営を手に入れましょう。

最近の記事

こどもの音楽ドリル(1)

こどもの音楽ドリルは、色々な方法で〔音符〕〔リズム〕の課題を行い、くりかえし練習していくことで譜読みやリズムを強化していくものです。 生徒さんがピアノのレッスンの中で先生と一緒に進めていくように作られています。音符や音名を書く問題以外は、ピアノの前に座ったまま行えます。 このドリルには以下の特長があります: 音域別に分類された構成 音符の効率的な書き方が学べる書き順指導 左ページ:音符の正式名称、書き方、拍子ごとの音の長さを解説 右ページ:音域別のソルフェージュ課

    • 教室で使っているレッスンノート(4)

      ピアノの練習ができないという困難に直面した時、それは子ども自身が何を達成したいのかを見つめ直す機会だと思います。子どもと練習方法についての対話を続けることで、子ども自身が自分の目標を遂行しようという力を育てることができると信じています。 教室でのレッスンノートは現在、当たり前になりました。全員が練習に取り組んでいますが、導入からしばらく経って、一部の生徒や保護者が練習できないと感じ、ピアノをやめる傾向がありました。しかし、練習できないこと自体は子どもが成長するにしたがって自

      • 教室で使っているレッスンノート(3)

        すべきことをやった自分+自分の努力を可視化 レッスンノートでは、練習の過程「自分がすべきことをやったこと」「自分の努力を認めること」ができ、達成感を得ることができます。 ピアノレッスンでの達成感は、一生懸命の練習した結果です。ピアノは一週間の練習の結果が評価されがちですが、すべての子供が短期間で結果を出せるわけではありません。 だからこそ、子供が練習したことそのものを評価することが重要です。家での練習が認められれば、「私がんばったよ!」と子供は自己評価ができます。達成感は

        • 教室で使っているレッスンノート(2)

          回数を決めることで、終わりが見える 幼稚園生や小学生の生徒には、その年齢、経験、練習環境、本番の有無により、私が練習の方法と回数を決めます。生徒が成長するにつれて、曲の予習をしながら、生徒と一緒に決めていきます。 「この部分は難しいから、部分練習を10回しよう。」 「この部分は大丈夫そう?どのような練習方法が良いと思う?」 「ドレミを歌いながら弾くことが大切だよ。」 このような会話をレッスン中に何度も行います。 そして、決めた回数を目標に練習し、実際に何回練習した

        マガジン

        • こどもの音楽ドリルをのぞいてみよう!
          1本
        • ピアノを習わせる保護者のための「ピアノレッスンを楽しもう!」
          13本
        • ザ・ピアノ教室の人間関係。徹底攻略虎の巻
          23本
          ¥5,000
        • ギクシャクした保護者との関係にさようなら
          5本
        • 悩まない。自分の本音から答えを引き出す究極の悩み解決法
          2本
        • きほんのラポール「ピアノ指導者のためのレジリエンス」
          5本

        記事

          教室で使っているレッスンノート(1)

          目的は自律させるため レッスンに来るときに、分からないところがあるけどどうしよう…うちの子、弾けないところがあって先生に申し訳ないわ…と思っていたら…。 待って下さい! それらを解決するのがレッスンという場です。 ほとんどのお子さんは、自分から「困った」と言えません。学校などでは、困ったことを言いましょう!と言ってきます。でも、それは、先生が言えるからですし、先生が困るからなのです。 できないことや不安をノートに書くことで、克服する道筋を描くことができます。 レッ

          教室で使っているレッスンノート(1)

          保護者の思い込みを理解する

          NLPのラポールスキルを活用しながらも、自身の固定観念に気づき、保護者の真の思いを理解することの重要性を学んだ経験です。 だれにでも思い込みはある 当時の私は、NLPのスキルの一つである「ラポール」を積極的に活用していました。ラポールとは、相手との信頼関係や親密さを築くためのコミュニケーション技術です。しかし、このスキルを実践する一方で、自身の中には「決めつけ」や「すべき」という固定観念がまだ多く残っていたと思います。 これらの思考パターンは、時として柔軟な対応や相手の

          ¥500〜

          保護者の思い込みを理解する

          ¥500〜

          ピアノ演奏上達のステップ

          ピアノにおける技術は大きく分けて以下の2つです。 1.読譜 2.演奏技術 読譜とは、楽譜を目で読むことです。音の高さ、長さ、強さ、指の使い方などを読み取ります。脳がこの情報を体に伝えます。 演奏技術は、読み取った情報を実際に演奏することです。 初心者のステップは体の使い方から 初心者は、まず音の高さと長さを正確に弾くことに集中します。慣れてきたら、音の強さにも注意を払うようになります。 このように、読譜と演奏技術は密接につながっています。両方の能力を磨くことで、ピアノ

          ピアノ演奏上達のステップ

          子どもの考える力を引き出す質問力

          ピアノレッスンでの質問はとても大切です。 とにかく生徒たちを黙ったままにさせない! 私が伝えたいことを、頭の中で質問に変換しています。 「やってね」➾「はい、やります」 というやり取りは、現実的ではありません。 だからこそ、質問するのです。 答えは相手の中にあります。 NLPのスキルには、相手を信じて待つことがあります。 見てほしいと思ったら、「見て」とは言いません。 聞いてほしければ、「聞いて」とは言いません。 これは高度な質問技術ですが、日々努力しています。 ・どん

          子どもの考える力を引き出す質問力

          経験と継続

          ピアノを継続することで、いろいろなものが見えてきます。 ピアノを習い事として途中でやめてしまうと、それまで弾けていた曲が弾けなくなります。 ただし、動作としての記憶は脳に残っているようです。 つまり、完全に弾けなくなるわけではありません。 ピアノに限らず、意識的に取り組んだ結果、無意識にできるようになるのです。 「できるようになったこと」を「維持」するのが練習であり、その経験が自信につながっていきます。 お子さんによって、一人ひとり、得意なところや苦手なところが異なります。

          ピアノを習うなら長い目で

          ピアノを教えていると、様々なタイプの生徒がいます。 覚えるのが遅い子もいれば、早い子もいます。レッスンでは上手くできなくても、家で頑張る子もいれば、その逆もいます。 生徒が困難に直面しても、先生と親が諦めずに支援を続けると、ある日突然、 「これがやりたい」「これが楽しい」と、生徒が急に上達し、ピアノに積極的に取り組むようになることがあります。 もし途中で諦めていたら、今の生徒の輝きはなかったかもしれません。 小学校高学年になると、心の成長とともに急に上達する子供が多くな

          ピアノを習うなら長い目で

          退会理由の真実

          過度な要望対応が招く退会リスク 保護者の要望に「いいですよ」と安易に応じることが、生徒の継続を妨げる可能性があります。 「塾のテストでレッスンに行けない時があるので振替をしてください」と申し出てきた保護者がいました。 もし生徒全員の要望を聞いていたら、レッスンが成り立ちません。 この保護者は、ピアノに非常に積極的で「良い保護者」だと私は信じていました。 しかし、振替をはじめ、他のことでも「例外」を求めることが多い保護者でもありました。 当然のように要望を言ってくるのです

          ¥500〜

          退会理由の真実

          ¥500〜

          「ザ・ピアノ教室の人間関係」徹底攻略虎の巻 

          バイアス破壊で思考と感情を可視化する このコンテンツでは、私がNLP(実践心理学)を用いて、保護者とのやりとりを観察してきた結果、得たものをすべてお伝えしていきます。 ピアノ教室での人間関係の課題は、必ずしも先生に起因するものではありません。保護者の事情や考え方がかなりの割合を占めています。 私は保護者とのやりとりを注意深く観察し、失敗したものも、成功したものも、分析を重ねた結果、次の3つの主要な問題点を特定しました: 楽器の購入をためらう 教室のルールを遵守しない

          ¥5,000

          「ザ・ピアノ教室の人間関係」徹底攻略虎の巻 

          きほんのラポール02:深いつながりを育む新しいアプローチ

          代表システムを知ってもっと寄り添う 次に、代表システムについてお話しします。保護者の代表システムを理解すると、より良いラポールを築きやすくなります。 代表システムとはVAKモデルと呼ばれ、五感で感じるものを3つの主要なモデルに分類したものです。 代表システムは、血液型のような「タイプ」ではありません。人はコミュニケーションにおいてすべての五感を使っていますが、手に利き手があるように、使いやすい感覚があります。それを〇〇優位と表現します。 五感を大きく分けると、視覚・聴覚

          ¥500〜

          きほんのラポール02:深いつながりを育む新しいアプローチ

          ¥500〜

          好きな保護者とそうでない保護者がいる理由

          コミュニケーションの取りづらさは、情報のとりづらさにある ピアノレッスンで、保護者とのコミュニケーションに悩んでいませんか? 子どもにピアノを習わせてくれているものの、すべての保護者との関係がスムーズというわけではありません。 私も以前はそのような指導者でした。 当時、私は保護者を2つのタイプに分けていました。1つは、よく話をし、相談をしてくれる保護者。 もう1つは、そうでない保護者です。 後者とは、当然ながら、やりづらさを感じていました。 コミュニケーションの取りやすい保

          ¥500〜

          好きな保護者とそうでない保護者がいる理由

          ¥500〜

          きほんのラポール04.ラポールでダメージは減らせる!

          ダメージとは思い込み レジリエンスは最近よく耳にする言葉です。回復力、復元力、耐久力、再起力とも訳されます。ダメージを受けても、それを跳ね返す力のことです。 ダメージとは、端的に言えば思い込み!先入観!バイアスです! 例えば、保護者に「退会」と言われたとき、ショックでした。残念でした。 いろんな思いがあります。 どんな言葉でも構いませんが、退会と言われた翌日に回復できますか?ということです。 かつて私は、保護者に「やめます」と言われたとき、数か月立ち直れませんでした。 自

          ¥500〜

          きほんのラポール04.ラポールでダメージは減らせる!

          ¥500〜

          成長マインドセット2.「なぜ?」の力:自分の守りを外し心をオープンにする

          NLP習得前の悩みと課題 NLPを学んで5年が経ちました。今の私は、ほとんど悩むことがありません。悩んでも1日で済み、翌日には解決しています。 夜もぐっすり眠れるようになりました。 さて、悩んでいた頃の私は、こんな状況でした。 ・生徒とコミュニケーションがとりづらい ・生徒の考えていることがわからない ・保護者との相談経験がない ・生徒が突然レッスンをやめると言い出し、険悪な雰囲気で別れる まず私の性格的な傾向についてお話しします。これらの特徴は、基本的に現在でもあまり変

          ¥500〜

          成長マインドセット2.「なぜ?」の力:自分の守りを外し心をオープンにする

          ¥500〜