中国で出会った謎のベンチャー企業
こんばんは。今日もおつかれさまです。
長引く業績不振や優秀な人財を失ったことにより精神的ダメージを受けている中国ぼっち赴任のオイラ。本日は中国で出会った謎のベンチャー企業について記録します。
表面だけは良く見える
出会ったのはベンチャー企業でした。ここ3年増収で売上は100億円を超えてきた。従業員数も1000名を超え、日系や欧米企業へも販路を広げたいそうな。ここまでは単純に凄いなぁ、羨ましいなぁ、オイラの業績向上へのヒントにならないかなぁと思って聞いておりました。パートナーシップを組めないかという相談でしたが、初見でしたしお茶を濁して解散。うーん。とても日本的対応。
帰宅後に調べてみてびっくり仰天
帰宅後に気になって百度(バイドゥ=中国のGoogleみたいな検索エンジンです)したところびっくり仰天!なななんと、売上より損失の方が大きいではないですか。つまり100億円以上の損失を出してた…。研究開発にぶち込んでる模様。凄すぎ。ドラえもんでも作るの?どうやって資金調達してるの?中国のベンチャー企業ってこんなもんなの?
老板、中国人は人生賭けてるんですよ
部下に聞いてみるとタイトルの言葉が…。暗黙的に日系企業はチマチマしすぎ。判断遅すぎと諭された格好です。うーむ。そう言えばマカオで大金賭けている中国人を何人も見ます。日本人のようにリスク評価しながらチマチマ投資するなんて発想は中国人にはないのでしょう。
出資者からすれば巨大権力の傘下に入るための投資なのか?
また、何やら創業者が有名人だそうで、コネが多いので資金集めは簡単に出来るんだそうな。ここでも『どこの世界も結局は人ですよ』と部下に諭されました。😂日本人だと友人は愚か、身内ですら金貸すのは良くないって教わると思います。ですが、中国だと贈与税もありませんし、コネづくりのための資金提供はポンポンやっているようです。そう言えば知り合いの日本人企業家も『あの中国人に数千万円ほど貸してるんだよねぇ』とか、ドラマ狂飙でも主人公が巨大権力傘下にあの手この手で入ろうとしてました。部下が言う通り『どこの世界も結局は人』ですが、中国だとコネの影響は計り知れないのでしょう。
日本でサラリーマンを長年やってきたオイラには信じられない程の文化差を感じた新鮮な出来事でした。
中国、奥が深すぎる…。
少々取り止めもない記事になってしまいました。読んで下さった方、ありがとうございました。
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