「八つになりし年」-徒然草-第243段
徒然草の最終段、第243段「八つになりし年」である。
はじめは、禅問答になるのか?と思ったがそうではなく、父が真面目に答えていったら答えられなくなった、というエピソードだった。
それを父がおもしろおかしく周りに言った、と書かれていることから、もしかして、これが徒然草を書いて公表しようと思ったきっかけなのかな?と思った。
普通、きっかけっていうものは、最初に書いたりするな、と思ったので、もう一度最初の段を読んでみた。
「心にうつりゆく由なしごとを、そこはかとなく書き付くれば、あやしうこそもの狂ほしけれ」とある。
徒然草というのは、父が答えられなかった、「一番最初の仏ってなんなのか」というものをつれづれなるままに書いてみたものなのかな、とも思った。
というわけで、200字は難しいということをつくづくと感じる。
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