世界一周198日目🇲🇦11.5 アガディールズークとビーチと屋上
今日はいろんなことがあった
長く楽しい1日だった。
朝ごはん付きの宿、
ゆっくり起きて9時ごろ食べる。
だいたい同じ時間で、
大きなテーブルを囲って食べるので
自然とゲスト同士の会話も生まれる。
トルコ出身のアフラとイギリス出身エスタと
仲良くなり、大きなマーケットがあるから
一緒に行く?と誘っくれ
エスタと出かけることに。
バスを降りると、
マーケット行きたいの?
私たちも行くから案内してあげる、
と2人組と出会う。
ズーイはフランス出身だが、
タイに8年住んでいたり、
福岡にも住んでいたり、
モロッコには住んで3ヶ月になるという。
いろんな言語を話せる。
インターナショナルすぎて
よく理解はできなかった。
もう1人の男性は名前は忘れたが
バスでズーイと出会って
マーケットに行くという旅人。
働いては旅してを繰り返していて、
今はアイルランドに住んでいるという。
超自由人で、マーケットのいたる店で
ぶどうを試食していた。
マーケットに着いて写真を撮っていると
2人組のおじさんが撮ろうか?と
声を掛けてきて、インフルエンサーで
モロッコの魅力発信?的なことをしてて
わたしたち観光客が楽しんでそうな
ビデオを撮りたいとのことで
ワイワイ、4人がそれぞれ
出身とこんにちは、を言う
謎のビデオを撮った。
彼のインスタを見ても
なんだかよくわからないが
なぜか23万人もフォロワーがいた。
フレッシュフルーツのジュースも
味見する?と
みんなに回し飲みでくれたあと、
残りもあげようか?と
みんな断って最後に
わたしに順番が回ってきて、
美味しかったのでちゃっかりもらった。
そして変な4人組のマーケットツアーが
始まる。
ズーイは日常的にここのマーケットで
(アガディールズーク)
買い物をしているらしく、
ナッツを混ぜたアーガンオイルの
ペースト屋さんや、クネッフェ屋さん、
お香屋さんなど
彼女の本当に用事のある店や
オススメのジュース屋さんに
連れて行ってくれて面白かった。
サボテンも味見させてあげたい!と
ズーイが買ってくれて、
酸っぱいけどちょっと甘くて
不思議な味がした。
中に大量の石みたいな種があり、
全部飲み込んで平気と言われたけど
なかなかハードなサイズと量だ。
サモサみたいなやつも
中は今までの国と違くスパイスが効いた
細かく切られた春雨のようなものが入ってて
ものすごく美味しかった。
ジュース屋さんは人がよく、
それぞれ一杯ずつ頼んだら、
サトウキビも名物だから、
これは味見にあげるよ、と
一杯サービスしてくれたりした。
記念にみんなで帽子を被って
自撮りをすると、
写真をちょうだいと
エアドロップもした。
不要に連絡先を聞かず
エアドロでシンプルに
写真だけもらう感じも好印象。
シャイだけどとにかく
人の良さが溢れる人だった。
デーツ屋さんでは
味見をさせてくれたが、
甘すぎて驚いた。
そしてほぼ初めて食べた気がする、
剥いたりなんだり
どうやって食べたらいいか聞いたら
デーツ知らないの?と笑われた。
知らない果物って
食べ方わからなくない?
種が食べれるとか、その皮は剥くとか。
エスタの人間性から
学ぶことがたくさんあった。
誰にでもオープンで明るく、
客引きにも丁寧にあいさつ返して、
物乞いにも丁寧にソーリーという。
いないように振る舞ったり、
無視はせず、一人ひとりに
人としてフレンドリーに接する。
わたしは他の国を旅したときに
反応すると付いてこられたり
怖いし面倒なので
無視することに慣れていたが、
同じ断るにも、こんな風に
1人の人として接することができると
少し後悔した。国にもよるし、
本当に変な人もいるので状況次第だが。
クネッフェは美味しかったが、
中のチーズのクオリティとカイマックがない分、
トルコの方が何倍も美味しかった。
2人とバイバイして
エスタと2人で回る。
エスタの一度見かけたら相場より
半額のマグネット屋さんを
もう一度見つけるために
マーケットの中をぐるぐるした。
旅に、とくに広いマーケットに
またはないが、奇跡的に見つけられた。
手仕事のマーケットもゆっくり見たかったが、
疲れと1人じゃなかったので
軽くしか見れなかったが、
カーペットが特に素敵だった。
人と回ると好きなことはできないが
1人では起こらない経験があって
面白い。バランスを見てこういう時間も
大切だなぁ、と。
ただ、彼らの英語さ早すぎて
ほぼ聞き取れないし、
もちろんそのテンポで話せず、
わたしは1人ほぼ黙っていた。
途中から英語のリスニングが大量すぎて
頭は疲れて呪文のように聞こえた。
彼らは間髪入れず会話をし、
返事と英語を考えるちょっとの間がなく
一緒に会話するのがむずかしく感じた。
彼らはいい人たちだが、
大人数の、とくにネイティブや
ヨーロッパ系の英語は難しい。
帰りはシェアタクシーを上手く拾えた。
最初のタクシーは100ディラハムと言ったが、
相場は5-10ディラハムで、
ものすごいふっかけ方で
逆に面白かった。
というか、5はあまりに安すぎる。
バスが4なのだ。
そのあとは、コロンビア出身で
今はイギリスに住んでて、
昔パリにも住んでたので
フランス語、英語がペラペラの
マリアと出会う。
会って2秒で分かる
温かさと愛に溢れている人だった。
彼女とエスタと三人で
ビーチに行くことになっていくも、
ここでも2人の早すぎる英語に
わたしは会話に入れず、
聞き取りもほぼできなかった。
亡くなった人や人生についてなど
深い話をしていた。
2人はたまに、わたしが黙っているので
ソーリー、大丈夫?と心配してくれたりした。
けど、わたしはさっきのマーケットで
既にエネルギーを使い果たし
脳は全く動いていなかったので、
上手く返事はできず微笑むしかできなかった。
夕方は冷えて寒いが、
なんと2人はちょっと泳ぐといい、
荷物番をするよと言って
2人を見守っていた。
こんな寒い中泳ぐなんで、
チルやビーチの慣れが違う。
夕焼けが美しかった。
宿に戻って休みながらおしゃべり。
なんだかアフラとは
フィーリングが合って
会話が自然と弾む。
スリランカとモロッコに
何か心の強い繋がりを
感じているという。
旅をすると、どこかの土地で
そういう強い何かを感じることがあるが
彼女にとってはそれがその2つの国だった。
こどものころ、田舎の彼女の村では
毎日のように友人がノックしてきて
一緒にご飯を食べたり、
お茶をしたり、泊まったり。
そんな地域や人々の繋がりが
日常だったという。
新しい考えや価値観が好きで
旅もしたし、柔軟でインターナショナルな
考え方も持っているが、
どうやらそういう古き良き時代のような、
そういう感覚が好きだったと
気が付いたらという。
夜ごはんは他にも宿のみんなと
食べようということになり、
レストランを探す。
わたしは大人数は疲れたので、
もう1人のトルコ出身のアフラも
疲れているから、みんな行くなら
行くけど、わたしが別の場所行くなら
そこで2人がいい、と言われた。
わたしはタジンがモロッコっぽい料理が
食べたかったので、
ビーチサイドのハンバーガー系は
あまり行きたくなかったが、
エスタがビーチサイドがいいと言って
そこになりそうな雰囲気だった。
アフラもビーチサイドのお酒を飲む場は嫌で、
大人数も嫌なので、抜けようとして
みきがタジンとかモロッコっぽい
食べたいって言うから、
抜けて合流しようかな、的なことを言う。
マリアのなぜかここは嫌そうだが、
理由は言わずに、わたしがそうなら
ここじゃなくてもいいのよ、スタンス。
わかった、じゃあ他のレストラン
探す?とみんな探してくれたが
違くにはいいレストランがなかった。
タジンはあるが、
タジンは専門店でタジンしかない。
アフラはタジンは食べたくない。
結局いいところは見つからず、
もうここでいいか、と
ビーチサイドに戻ることに。
注文するときに判明、
マリアはベジタリアンで
ここで頼みたいメニューがなかった。
それを知って申し訳なさそうに
エスタは落ち込み気味だった。
タジン食べたくない&大人数が嫌&
お酒を飲む場が嫌なアフラと、
食べ物はなんでもいいから
ビーチサイドの景色がいいエスタと、
実はベジタリアンで食べれるものが
なかったマリアと、
モロッコっぽい料理が食べたかったわたし。
エスタも結局落ち込んで、
から元気でスマホの写真の
メキシコの思い出を見せてくれ、
ビーチの景色をほとんど見ていない。
誰も満足してないような?
気ぃ遣いな人たちが集まっていて、
蓋を開けてみたらこんな結果で
少しおかしかった。
うまく解決策が見当たらなかった。
わたしも主張したけど、
全員の行きたくないレストランに
行くほど何がなんでもタジンが食べたかった訳ではないので、結局ここにしたし。
夜は屋上で
誰も話すわけでもなく
ぼんやりスマホをいじったり
わたしは星を眺めていたりした。
寒くなくて寝っ転がって
星を見れるなんて最高だった。
こんな屋上のある作りの家に
必ず住みたいと思った。
コロンビア、ジャマイカ系のイギリス、
トルコ、わたしと、世界中から
いろんなバックグラウンドを持った
ひとり旅の女性4人、
一緒に話すわけでもなく、
ただリラックスして、居心地は悪くなく、
不思議な夜だった。
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