ハノイからサパへ、6時間のバス旅。黒モン族の家のホームステイに着くまで。
みなさん、こんにちは!まろです。
ベトナムのハノイからバスで6時間。
北部の山間部にあるサパへ。
手仕事や暮らしに興味があり、
知り合いがご縁を繋いでくださり、
それならサパがオススメと教えてくれる。
今回は、ハノイから
そんなサパの山間部に住む
黒モン族の家に着くまでの話を。
noteの他にも、忘れたくない
旅の思い出をコラージュしてます。
旅先で集めたチケットやパンフレットや、
時には箸袋を切り貼りして。
ぜひ、こちらのコラージュの
インスタのアカウントも
見てみてください^^
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人生や日々の歩みは、実感できず、
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日々や、旅や、頑張りや、美しい思い出たちを
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それでは本編に戻って、
スタート!
ーーーーーーーーーーーーーー
「サパなら、ホームステイもいいよ」
ハノイの宿のスタッフの人と仲良くなり、
明日からサパに行こうかなと話すと、
思わず「ホームステイ」という
面白そうな単語が飛び込んできた。
サパの山間部には
様々な少数民族が暮らしており、
ホステルやホテルだけでなく、
ホームステイも多いらしい。
しかもホームステイは
ホステルのような値段で高くなく、
彼らの暮らしを体験できるという。
その土地の暮らしに触れるのが
好きなわたしにはぴったり。
もともとベトナムには6泊で、
飛行機だけ取っていた。
自由に動けるように、
宿は前日にハノイに2泊だけ取り、
あとはその時の気持ちや
ご縁にまかせて旅をする予定だった。
前にチラッと調べた感じだと、
サパはハノイから約2時間。
サパは1泊2日くらいで行ったらいいよと
聞いていたが、
のんびりゆっくり旅をするのが
好きなので、
2泊くらいして、またハノイに戻ってきて
2泊くらいがいいかな、なんて
ぼんやり考えていた。
ホームステイか、面白そうなことを
教えてくれてありがとう!
今から明日の行き方と
宿を調べてみるね、とバイバイする。
夜21時ごろ。
調べてみて驚愕した。
サパはバスで6時間と
遠かったのだ…。
電車でも6時間に、プラスバスか、
長距離バスでそのまま行くか。
なんなら夜行バスや寝台列車も
主流らしい。
めちゃくちゃ遠かった。
適当な下調べの適当さよ…。
焦って明日行けるいいバスがないか探す。
7時に宿の近くから出るバスを発見。
寝て起きたらすぐである。
今から宿も探していろいろ
予約して、本当に明日出れるか、
1日延期しようか悩んだが、
なんとか明日の朝出発する腹を括って
大急ぎで調べる。
バスはなんとか予約できた。
次は宿。
Booking.comに
「サパ ホームステイ」
と検索すると、いろいろ出てくると
教えてもらいやってみる。
1つサパでのホームステイの記事を
見つけて読んでみると、
中心地はthe観光地で
ホテルみたいなホームステイが多いという。
(サパの中心地は、フランス統治時代に
避暑地として開発されていて、
山のトレッキングなどが人気の観光地)
せっかくホームステイをするなら、
中心地から離れたところで、
現地の暮らしを体験できるところを
探すといいと書いてあった。
時間がないので、料金と
口コミと中心地からのほどよい距離で
調べてみると、なんだか
心惹かれるホームステイ先を見つけた。
他の最安値の相場からは少し高いが、
それでも1泊1000円ほど。
しかもGenius特典で
直前のため、個室にグレードアップできる。
ホステルのドミトリーに泊まることが多いが、
個室でゆっくりもいいなと思い、
ここにすることに。
なぜかとても心惹かれる。
呼ばれているような気がして、
3泊にした。
なぜか、できるだけ長く
サパにいてみたいと思ったのだ。
しかも、1日伸ばせるように
(&帰りのバスの予約を今するのが
めんどくさい)
ガチガチにしないようにした。
仲良くなった宿のスタッフの子に
バスと宿が予約できたことを伝える。
朝早いと話すと、もし起きてこなかったら
6:15に起こしてあげると言ってくれた。
なんとも優しくありがたかった。
◇◇◇◇◇◇
朝、7時のバスに乗れるよう、
なんとか早起きができた。
ネットの調子が悪いのと、
バス停は見つけるのがむずかしいので、
早めに宿を出る。
無事にバス停を見つけて、
早めに着いたのでどこかで
バインミーでも買って
朝ごはんにしたいと思いつく。
中々いいお店が見つからず、
3分ほど歩いた先にバインミーの
写真のあるカフェを見つけたので、
ここで買うことに。
聞くと、まだ開店してすぐで、
10分くらいかかるという。
20分ほど余裕があったので
大丈夫と言ってお願いすることに。
海外だしのんびり待つことにしようと思った。
20分あれば大丈夫でしょうと。
しかし、10分経っても全く
できる気配がなかったので、
バスに乗らなきゃで少し急いでもらえるか
お願いをした。
手馴れてないバイトの子が、
ゆったり作っている。
15分経ってやっと今から
パンを切るところだった。
Google翻訳で、
7時のバスに乗らなきゃで、
時間がないから、
本当に適当でいいから
早めにお願い!と
謝りながらお願いする。
やばい、、本当に時間がない、、。
会計は済ませてあったけど、
もうバインミーを諦めて
バス停に行くか考えた。
お姉さんが最後にパンを
トーストしてくれようと
オーブンを開けるのをみて
慌てて制す。
本当に時間がないから、
温ためなくて大丈夫、
そのままちょうだい!
急いでいてごめん、
ありがとうとたくさん言って、
ダッシュでバス乗り場に行く。
走った。
バス会社のお兄さんに、
バスもう来てるよ、
乗って乗ってと言われ、
なんとか間に合う。
危ない危ない。
昨日のバスを調べる所からはじまり、
サパに行くのにギリギリの連続である。
なんとか間に合ったことに
胸をなでおろす。
バスは長距離仕様で、
二段になっていた。
面白いので、2階の席に。
足が伸ばせるようになっていて、
リクライニングもできて快適である。
1000円でこんなに面白くて、
6時間も移動できるなんてありがたい。
2階かはハノイの街並みと
行き交う人々を眺めるのも
たのしい。
少し進むと田舎道に出て、
田んぼや湿地が広がる。
水牛がのんきに
草を食べている。
トタン屋根に、
ロープに洗濯物が干されている。
少し寝て目が覚めると、
田んぼの奥に山脈が広がる。
今からあの山へ行くのだ。
気持ちが高揚する。
山脈に囲まれたのどかな平地。
スイスには行ったことがないが、
スイスみたいだと思った。
サービスエリアも面白かった。
何分間、何時に出発なども言われない。
鉄板を囲むように机と椅子が出ている
お店が気になった。
鉄板にはフランクフルトと、
揚げ豆腐のような見た目のものが
並んでいる。
油をたくさん吸ってテカテカのそれは
美味しそうであり、
何かは全く想像がつかなく興味深い。
試しに一個買ってバスに戻る。
人数もおよそ数えておらず、
時間も適当である。
本当はみんなに混ざって
お店で食べて行きたかったが、
置いていかれたら困るので、
バスで食べることに。
食べてみるとそれはお米だった。
焼きおにぎりのような、
揚げ焼きのような。
不思議な食べ物に思えたそれは、
なあんだ、お米だったのだ。
もち米のようで少しとろみがあり、
めちゃくちゃでかい。
一辺がおにぎりの1.5倍のサイズで、
体積で言ったら1.5×1.5×1.5で
約3.4倍のサイズである。
味はほぼしなかった。
面白いけど、この量はキツイ。
食べすすめると、
中からホクホクした豆のようなものと
ベーコンに黒コショウがかかった
具が出てきた。
ジャーマンポテトの豆版みたいな。
塩気に助かり、なんとか食べきれた。
よく頑張った。
次はたのしみしていたポテチが待っている。
バスに乗るときに水と何かの入った
袋が渡されていて、
何かには水とスナックの配布あり、と
書いてあったので、
ポテチのようなスナックとばかり思っていたのだ。
心は完全にポテチをほっしていた。
もちもちした味の薄い巨大揚げおにぎりを
なんとか食べ終え、
サク、パリ、の軽くて味の濃い
ポテチが食べたくて食べたくて
仕方がない。
ウキウキしながら袋を見ると、
それはパンだった。
パン、、??
可愛くないキャラクターに、
まずそうな色のジャムが入ってる
ぱさぱさしてそうなパンだった。
黄緑色のキャラクターが憎たらしく見える。
ここに来て、パン。
完全にポテチの準備が万端で
渇望していたのにパンだった。
行き場のない思いに、
いじけて寝ることにした。
◇◇◇◇◇◇
目が覚めると、
山の中のような景色が広がる。
もうすぐ着くのだ。
期待が膨らむ。
ポツポツと家や店があり、
民族衣装をきている人が見える。
少数民族の暮らす山に来たのだ。
急に観光地のような大きな道に出て、
大型の観光バスが何台も並んでいる。
バスを降りると、
民族衣装を着た人達と
タクシーの客引きが
わあっと寄ってくる。
その場でホームステイの勧誘も
多いと聞いていた。
もう決まっているからごめんね、と
少し離れた場所へ行く。
13時に到着した。
お昼を食べたかったので、
ホストに14時にタクシーを呼んでもらうよう
お願いしていた。
近くのよさそうなご飯処を探す。
ひときわ地元客でにぎわう
よさそうな店があった。
メニューは1種類らしく、
これでいいか?と聞かれて、
うん、というと、
この辺に座りな、と言われる。
店の入り口近くで作っており、
その様子がよく見える席だった。
次から次へと人がくる。
トマトの入ったスープに、
焼き豚などの具が乗った米粉の麺。
つけ麺式ではない
ブンチャーのようだった。
手際よく作っている姿を眺める。
オーナーは麺をゆで、
奥さんらしき人がスープを注ぎ、
別の人は野菜や焼き豚や
かまぼこのような具を切っている。
木の分厚いまな板に、
刃の大きな四角い包丁が、
なんだがカッコよかった。
前には地元のお兄さんが
座っていて、相席だ。
遠慮ぎみで目があって微笑んでも
会話は始まらなかった。
わたしのブンチャーが届くと、
相席のお兄さんは
箸の場所とお好みで乗せる
香味野菜を教えてくれた。
人見知りっぽく
目をあまり合わせなかった
お兄さんだが、
ニコっとしてくれうれしかった。
地元の人ばかりで、
サパという見知らぬ土地の
勝手の分からぬレストランで
緊張していたが、
おかげで緊張がふっと解け、
美味しく食べた。
トマトの酸味の効いたスープに、
焼き豚やかまぼこなどの具がゴロゴロ。
この店先で焼いていた焼き豚が、
今まで食べたどこのBBQよりも美味しい。
ハノイで食べたブンチャーも、
焼き豚が異常に美味しかった。
ベトナムの隠れ名物は
焼き豚かもしれない。
お店の人も、
Good?と聞いてくれるので、
めちゃくちゃ美味しい!と
ジェスチャーで答える。
蔵のような隠れ家のような店に
たくさんの地元のお客さんと
美味しいブンチャー。
とっても美味しく、いい店だった。
会計をするときに、
オーナーとスタッフさんに
めちゃくちゃ美味しかったと伝える。
日本人?とオーナーに言われて、
そうだよ、と答えると、
かわいい、キレイ、とたくさん言ってくれ、
サパ楽しんで、また戻って来てねと言ってくれる。
帰りのバス停もここだったら、
また食べに来たいと思った。
お店の人がクリームの乗ったアイスコーヒーを
飲んでる人が多くて、
わたしも食後にコーヒーをと探す。
となりの屋台の珈琲がどうやら
それらしい。
頼んで飲んでみると、
それがとっても美味しい。
ヨーグルトコーヒーだった。
ベトナムで飲んでみたいと思っていたので、
思いがけず飲めて嬉しい。
そして、とんでもなく美味しい。
練乳の甘みと、ヨーグルトの酸味と、
まろやかさとクリーミーさ、
コーヒーのちょっとした苦味。
日本のオシャレカフェで飲んだら
750円くらいしそうである。
ここでは200円ほど。
気になった食べ物を気軽にトライできる物価は、
旅をよりたのしませてくれる。
約束の14時が近いので、
バスを降りたオフィスに戻る。
外に立っていると
客引きのタクシーがうるさいので、
中で待たせてもらうことにした。
バスの運転手さんはまだ中にいて、
あ、乗ってた子だね、と微笑みかけてくれる。
何か話しかけてくれたが、
ベトナム語でわからない。
Google翻訳でベトナム語で
会話してみようとしたが、
上手くいかなかった。
そのうちどこかへ行ってしまった。
18くらいのオフィスのお兄さんは
英語が話せて、少しお話する。
ちょっとすると、
友達とオンラインゲームを始める。
ものすごい声で叫んでいる。
仕事中に叫ぶほどゲームができて、
日本との違いを感じる。
待っても待ってもタクシーが来ない。
20分ほど待って、ホストに連絡してみる。
充電が切れそうだから、
ちょっと心配と伝えると、
タクシーの運転手に
連絡してみると言ってくれた。
結局1時間ほど待って
ようやく運転手さんが現れた。
なんとか落ち合えてよかった。
車に乗って道をゆくと、
遅れた理由が分かった気がした。
細い山の坂道に、
大量の原付と車と、
両脇を歩く観光客。
超大渋滞。
サパってこんなところなんだ。
少し街中を離れた山のほうの
ホームステイにしてよかったと思った。
そして道の途中でタクシーから
下ろされる。
ここから先は棚田の細い畦道だ。
歩いて10分ほどここを登ったら
着くらしい。
まじか、と思ったが、運転手さんが
何か電話をしてすぐして
原付の人が来てくれた。
タクシーの運転手も、
原付の人も英語は話せないけど、
どうやらこの細い道は原付で乗せて行って
くれるらしい。
恐ろしく勾配のある細い畦道を、
登って下ってを繰り返し、原付で進む。
ベトナムでは命がいくつあっても
足りないと思った。
なんとか無事にたどり着いた。
原付のお兄さんは宿のスタッフさんだった。
ホストはまだいないらしい。
お兄さんは少し英語が話せて、
結婚してる?とか
いろいろ話かけてくれた。
部屋に荷物を置き、
リビングのようなところに戻る。
少しすると、ご飯の準備なのか、
1人取り残される。
チェックインとかあるから
ここで待ってたらいいかな。
屋根の付いた
半屋外のようなリビング。
棚田と山に囲まれた風景に
圧倒される。
犬が昼寝をし、鳥が鳴き、
水牛が草を食べている。
のどかで美しい時間が流れる。
自分がどこにいるのか
分からなくなるような時間と風景だった。
ちょうどスマホの充電も切れてしまった。
この美しい時間と風景を
書き留めておきたいと、
ノートとペンで書き綴る。
色鉛筆で絵も描いた。
そうしてここの時間の流れに
身を任せる。
1人で味わう、こんな時間が好きだ。
とめどなく溢れてくる感動と心を、
気の向くままに味わうのだ。
そしてその気持ちを
なんとか言葉にするのが好きだ。
このnoteにも、この瞬間の情景を
書きたいと、紙のノートに
書いたことをパソコンで書き出す。
そうして書いたのがこの
下のnoteだ。
そうこうしているうちに、
トレッキングに行っていた
ゲストとホストが帰ってきた。
たのしい夜が始まる。
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オススメ5選!とかではなく、
旅先での地元の方との交流の思い出や
店主との会話も交えて、
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たとえば、因島でサイクリング中に
迷子になって、偶然出会った
ステキな地元の家族に
島を案内してもらった話など。
ガイドブックには載っていない
地元の方が通うお店や、
その土地のステキな作家さん、
素敵な店主のいる、会話のたのしかったお店や
ステキな出会いの思い出などを紹介してます!
観光地だけでなく、
よりディープな、よりその土地を
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また、このコラージュのような
あなたの旅の思い出や、
誕生日・結婚記念アルバム、
人生史アルバムの制作も
ココナラでお受けしています。
心のこもったプレゼントや
大切な記念や思い出のふり返りにぜひ。
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