96日目🇳🇵7.26 サランコット、手仕事を見つける難しさ
今日は湖畔の方に戻ってきた。
山の間にあるレストランが
安くて美味しくて感じがよくて
チェンマイのお気に入り食堂を
思い出す。
モモが5個入った
トゥッパという麺が約200円に、
チキンのダルバートが350円とか。
他の6-7割くらいの値段の印象。
今朝妹が撮ったわたしの写真が
丸い顔に丸いメガネをかけて
髪をオールバック風に結って
なんとも言えない表情をしていて
瀧廉太郎みたいだった。
妹の髪の毛は
短くうねりながら横に広がりを
みせていて、険しい顔をしているので
ベートーヴェンと呼んでいたので、
もはや作曲家姉妹である。
向かいのこどもと犬と
手前のバイクの感じが絵になりすぎて
可愛すぎてこのまま
ポストカードにしちゃいたい。
新しい宿に着く。
山に囲まれて
太陽の光を反射してきらめく湖と
真っ白のシーツが
空気をいっぱい吸っている様子が
爽やかすぎて惚れ込む風景。
山の高い所からの
見下ろす街もよかったけど、
すぐ上から屋上や人々の生活を
近くに感じる少し上からの景色も
好きだなぁと。
そしてサランコットでは
なかなか見つけられなかったが
オススメされた手仕事があるかもしれない
お店へ行くも不発。
手仕事ではあるが、
求めているものではない。
ローカルマーケットになら
少しあるかもと情報をもらい
明日行ってみようと思うが
希望は薄い。
基本的にネパールの人は
親切だけど不確かな情報をくれる。
以前インドの取材を
させていただいたときに聞いた
インド人は分からなくても
こうあったらいいなぁ、という
希望込みの情報をくれる、
というお話が身に沁みる。
ネパールの手仕事は情報も少なく
宿のオーナーさんや
現地で出会った人に
いろいろ聞いてその場所に行ってみるも
毎回不発に終わっている。
また、グローバル化と
機械化が加速した中で、
数年前に手仕事が終わってしまったところが
とっても多いのだ。
今のうちにまだ残っているところを
訪ねたい気持ちと、
手仕事とは、などいろいろ
考えることが多い日々。
昨日の日焼けと疲れがまだ残っているのか、
顔や体がずっと火照っていて、
何度シャワーを浴びても暑い。
夜の湖畔は
想像よりも賑わっていた。
たくさんのバーからライブ音楽が聴こえてきて
たくさんのパニプリ屋さんが並び
地元の人が近くのベンチや川辺に
座っておしゃべりしている。
湖畔に街明かりが反射して
チルな雰囲気の中、
観光客と地元の人が
すぐそばのそれぞれの場所で
同居する夜に、
物乞いの人が結構な頻度で
現れては声を掛けてくる。
なんとも言えない不思議な空間だった。
次の国や街の予定を
立てなきゃなぁ、と心を切り替える
こんなタイミングで
モンゴルから連絡が返ってきて
一度諦めたモンゴル行きの夢が
再熱しては、航空券の高さに涙する
心忙しい夜だった。
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