世界一周134日目🇱🇰 9.2 ゴール、ボビンレース工房めぐり
今日は久しぶりのnote。
1週間くらい溜まりすぎて
何から書けばいいのやら。
レースの工房巡りをして、
なかなか充実した1日。
スリランカは基本的に電波が弱い。
eシムでデータを買っているけど
3Gとか遅すぎてほぼ使えないとか
ネットに繋がらない場所や天気が
めちゃくちゃ多い。
宿にいたっては、
繋がったらラッキーくらいで
ほぼ繋がらないか遅すぎて
使え物にならないところが多い。
noteも書けないほどなので、
仕事も進まない。
それ故、Kindleの読書だけは捗った。
その度に紙の本が恋しくなる。
夜は8時間風に当たった二等車と
3時間寒すぎる冷房の効いた一等車の
列車旅が、あっという間で楽しかったものの
疲れがかなり溜まっていたらしい。
寝た記憶がないほど
久しぶりにぐっすりと眠った。
部屋の防音がしっかりしているかなのか、
眠りが深すぎたのか、
無音の世界から目覚めたような感覚たっだ。
朝起きて、曇りと雨。
課金した宿で庭から海を眺めに行く。
とてもキレイだが、晴れていたら
もっもキレイに違いない。
雲行きが怪しくなり部屋に戻る。
宿を1泊ずつ変えなければいけない
生活が続いていたので、久しぶりに
連泊する宿ということで洗濯。
朝焼けの岩とシーギリヤに登った
汗をたっぷり吸った洗濯物が
ようやく解放されたのが昨日の夜。
わずかな希望を胸に大量に洗濯したが
ほとんど乾いていなかった。
宿で傘を借りて出発。
10:30ごろ、のんびりである。
妹の目が充血していて結膜炎かも?
とのことで薬局に目薬を買いに行く。
輸入品なのに100円しかしない
バングラデシュ産の目薬か、
400円の自国で印税のない
スリランカ産の目薬か。
さすがに前者は怖すぎて買えないので
課金して後者の目薬を購入。
昨日の夜に行ったお気に入りになった
店にまた朝行くか、
旧市街の要塞の近くに用があるので
観光客向けのやってる店が多そうだが
少し冒険してそっちで探すか。
ギリギリまで迷ったが
めずらしく後者を選ぶ。
わたしたちは基本、
気に入ったら通いがちだ。
結果、旧市街の中では
比較的よさそうな場所を見つける。
安くはないが高すぎない。
ここで旧市街だと唯一
そこまで高くないレストランるしく、
ここしかないか、と
メニューとにらめっこしていると
スリランカ人の常連さんが
パンの並んだショーケースから
サラッと2個注文して
ストレートティーと一緒に食べていた。
それを見て、中身を聞くと
エッグロールとフィッシュインサイド、
となかなか美味しそうなので、
真似して同じものを注文。
プラス一食はお腹を満たす用兼
お米が食べたい気分だったので
ゴールにもいるしと
シーフードナシゴレン。
まず先にパンから。
これがめちゃくちゃ美味しくて当たり。
しかも値段を確認せずに頼み
後から知ったが、
魚とじゃがいもの
スパイスが入ったパンが約50円、
同じものにゆで卵、外側がロティで
揚げてあるのが75円と
良心的な値段。
サクサクで揚げ方も上手。
スリランカは
スパイスを効かせたじゃがいもに
魚のほぐし身を入れた食べ物が
めちゃくちゃ美味しい。
サバコロッケが最高。
彼らもまた、サバはゴロゴロではなく
出汁が出る量で十分美味しいことを
心得ている。
ナシゴレンが登場。
結構見た目はやっていたので
期待していなかったが、
まさかの大盛り。
しかもこれまためちゃくちゃ美味しい。
シーフードなのに
シシカバブみたいなお肉の串まで
乗ってて、スパイスが効いている。
お米にもしっかり出汁を
吸わせて炊いた味がして、
パイナップルもいい味変になっている。
そしてお会計のときに
パンと揚げ物の値段を聞いてびっくり。
観光客価格の美味しくない
やってる店かと思いきや、
ザローカルよりは高いが
全然美味しくて普通にいい店だった。
なんならリピートもあるくらい。
おやつ休憩にここもありかも、と
紅茶の値段を聞いてみると、
なんと砂糖なしのブラックティーが20円、
砂糖ありで30円、
ミルクティーが70円と
めちゃくちゃローカル価格。
素晴らしい。
なんなら毎朝ここで
このパンと揚げ物と
ティーのセットでいい。
むしろ好きになった。
旧市街の街並みが
港町の要塞都市で、
ポルトガル、オランダ、イギリスの
統治時代を思わせる教会や建物、
異文化の混ざり方、
かつての活気のなごりの吹く風が
気持ちのいい街歩きだった。
ただ、昨日の夜も思ったが
ゴールの雰囲気は治安があまりよくない。
地元の人も観光客も
貧富の差が大きいからなのか。
イギリスが建てたという
スリランカ最古の図書館が
めちゃくちゃいいところだった。
歩いていて、なんかいいな、と
立ち寄ったのが大正解。
おじさんが1人
広いテーブルで新聞を読んでいる姿が
絵になりすぎる。
なんてカッコいい日常なのか。
ボロボロになった背表紙や
茶色く少し風化した中の紙、
未だにカチッとキレイな
重厚感のある本など、
さまざまな本が
扉付きの棚に並ぶ。
英語の本がなんなく読める英語力なら
ここに毎日通う生活をしたいと
心から思った。とにかく
ダンディでカッコいい場所だった。
そしてボビンレースがありそうな場所へ
手探りながら行ってみる。
ボビンレースはオランダ統治時代に
スリランカに伝わり、
今ではスリランカの伝統工芸品の1つ。
ゴールに来たのはこの
ボビンレースを見に来たためと言っても
過言ではない。
(もう一つの同じくらい大きな理由は
海沿い鉄道旅)
手探りながら
いろんな場所を訪ねられて大満足。
ボビンレースの手仕事の詳細は
別のレポートを書きたいと思う。
印象に残っているのは
大きい工房がこの辺の約100の
各家庭で作っているのを
集めている、という話を聞いたあと
その辺りの古い民家をのぞくとどの家も
ミシンが置いてあったり、
間違えて行ったお家のおばあちゃんも
レースを作っていたりと
実感できたこと。
ラオスでも、なもなき色んな家庭から
手織りの織物を集めて
お店やお土産屋さんが売っていると聞いたが、
まさにこういうことなのか、と
実際に体感できたのが嬉しかった。
レースを作っている
優しいご夫婦が
ホームステイもやっていて、
朝ごはん付きで今の所より安く、
いろいろ話も聞けそうなので
明日の一泊はここに移ることに。
楽しみだ。
彼らはいろいろ見させてくれて
最後に写真を撮って握手したとき、
マイドーター、と
本当に温かく包み込むように
接してくれたのも
最後により好きになった。
疲れと頭痛でとりあえず
茶しばきながら休みたい、と
ネットが繋がらないので
近くの日用品店の主人に
どこかお茶を飲んで
休めるところはないか、と
聞き込み。
英語が伝わらないので
紅茶を飲むジェスチャーをすると
歯磨きかと思われて歯ブラシを
持ってきてくれたりと
可愛いおじいちゃん。
諦めかけたそのとき
奥さんがやってきて、
あー!と2人で閃いて、
それならあそこ、と
コーヒーの看板がある店を
指差して教えてくれる。
なんだかほっこりハッピーな
ひとときだった。
そして休憩。
レストランになってて、
なかなか美味しそうだし安い。
めちゃくちゃローカルな食堂。
お腹は空いていないが
のどが渇いていて疲れているので
まずは冷たくて脳天にくる
甘ーいココアとバニラミルクを一気。
そのあと、まだまだ頭痛がするので
今度はあったかいネスティーで
甘ーくてあったかいミルクティ。
レストランに来て
甘い飲み物を4杯飲んで帰る
謎客になってしまったが、
優しい店員さんに得意の
アッカ、ナンギ、心を開いたところで
パッタラサイを披露して帰る。
そして頭痛はひどいが
最後の力を振り絞って
訪ねた先が、優しいご夫婦の場所。
しかも最初見つけられずに
迷って各家庭が作っているのを
見れて結果オーライ、
そのあと井戸端会議をしていた
優しいおじちゃんの1人が
その場所まで案内してくれて
なんだか運がよかった。
そのあとは
先程のレストランに戻り
カレーとチャーハンをテイクアウトして
帰宅。
乗ってすぐトゥクトゥクのお兄さんが
夕焼けがキレイだね、と言うと
自分が?ありがとう!と
関西人のようなノリで
いい掴み。
雨よけを開けようとしたら
わざわざ路肩に止まって開けてくれたり
ここは行ったか?と
バスの後ろの席の壁に貼ってある
観光地の写真を見せるために
先が剥き出しの電線を繋いで
車内の電気を付けてくれたりと
なんだかいい人だった。
宿の海が一望できる
テラス席でサンセットを見ながら
食べようと思っていたが、
暗く雨が降ってきて、涙。
宿のオーナーさんと
今日はどこに行ってきたの?と
おしゃべり。
レースの工房の話をすると
知らなかった、いろいろ教えてと
今後のゲストさんのために
熱心に聞いてくる。
こういう人はいいな、と
わたしもどんな場所だったか
パンフレットを見せながら
いろいろレビュー。
こういうちょっとしたことの
積み重ねで、その人の知識や経験は
どんどん変わるんだよなぁと、
前職のことをぼやっと思い出したり。
レストランもやっているが
カニカレーなど高級海鮮料理だけなので
申し訳ないがテイクアウトさせてもらった
ものを食べるのに、スプーンを2つ
借りれない?と聞くと、
プラスでフォークも付けてくれただけでなく
すぐさまお皿もいる?と
渡してくれたのが、
ホスピタリティが満点である。
言われたことじゃなくて
意図を読んだ親切。
その後のやり取りでも、
チャーミングなのに賢く、
ゲストのために勉強熱心だなぁ、と
思えることがたくさん。
夜は宿で作業をしつつ
力を振り絞ってnoteを書く。
今夜もぐっすり眠れそうだ。
ーーーーーーーーーーー
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/152943049/picture_pc_4ee9ce9ee7ead1745dfab67ac7a68fb5.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/152943050/picture_pc_4c8fc14068dabdee4cdc88746c1ba141.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/152943051/picture_pc_99adb5646146d701a7ead1de20bef724.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/152943052/picture_pc_82dd037814f6bfa75c6bfdf96398e475.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/152943054/picture_pc_6e634cb9d9e785ff8f4d58749eb270a5.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/152943055/picture_pc_565eb72fccefaec5883a69d2fe569fc8.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/152943056/picture_pc_e3b403e770919890bc580cc3ee792070.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/152943057/picture_pc_1947d8a668b6fa3638334bcb0c9a073b.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/152943058/picture_pc_93ddc648181c90349bd3b0c497170e26.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/152943059/picture_pc_173861d35f6f41330921c0aff9f08346.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/152943060/picture_pc_d8a41cf05c886f13232e47208951b83c.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/152943108/picture_pc_f323790f0596806e996f1b873d35ee88.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/152943061/picture_pc_789e8fcbf9fb03ce8ffb9581026f41b4.jpg?width=1200)