世界一周147日目🇺🇿 9.15 ブハラ、圧倒的な美しさのスザニと出会う

今日は圧倒的な美しさの
スザニ工房と出会った。
それだけでブハラに来てよかったと
思えるほど。

最近夜寝れない。
疲れが溜まりすぎてるのか。
部屋が眩しすぎるのも
疲れの原因な気がする。

視覚過敏らしく、
ドラッグストアとかコンビニとか
蛍光灯とか真っ白い空間が
ものすごく苦手だが、
まさに部屋が病院かってくらい
白くて明る頭が痛くなる。

結局なんやかんや寝たのは4時。
日本の総裁選が気になって
中田敦彦のYouTubeとか
討論会とかを見てたら
そんな時間に。

茂木さん、知名度そんなにないのかと
栃木出身なので身近で
みんな知ってる人かと思っていたので
悲しくなった。
茂木さんとあっちゃんとの対談
めちゃくちゃ面白かったから
みんな見てほしい。

討論会とか見たけど
なんか話がまとまってなくて
何言ってるか分かんなかったり、
中身が無さすぎたり、
昔話とかばっかりの
歳を感じる人が多かったり。

朝、ようやく起こされたのは12時。

妹は先に起きてて下で
宿に付いている朝ごはんを食べたらしい。
じゃがいも入りのサムサ、
中国人のコーヒー農園を経営しいてる
おじさんの淹れてくれた美味しいコーヒー、
ニュージーランドやら
アメリカやらいろんな国からの
ゲストさんと交流しながら朝ごはん。
めちゃくちゃ活動的ないい朝を
過ごしている。うらやましい。

遅くに起きすぎて
わたしの朝ごはんはなかったので
街に繰り出してご飯を食べることに。

結局プロフが食べたくなる。
お米って美味しいし、
野菜の旨みと甘み、
ほろほろのお肉に
ひたひたの脂。

ビールが合って
晴れた日の昼間のテラス席で
美味しいのだが、
起きて最初は微妙だ。
起きてすぐはビールじゃなくて
コーヒーか紅茶がいいと学んだ。

それにしても
プロフはやっぱり美味しすぎる。

少し離れた席の老夫婦の
奥さんがわたしたちが絵を買ったのと
同じ場所の包みだと気が付く。
それをものすごく嬉しそうに
開けてもう一度見ている。

その気持ちがめちゃくちゃ分かる。
本当に素敵な絵描きのおじさんで
本当に素敵な作品だったのだ。
その様子を可愛いなぁと
動画を撮る旦那さんも
素敵すぎて、最高だった。
もう少し席が近かったら
話しかけたかったところ。

妹がお手洗いに行っている間
オーナーのおじさんに手をひかれ、
シャシリクという焼き鳥のような
ウズベキスタンの代表的な料理を
焼いている場所に連れて行かれる。

シャシリクー！
シットダウン！と
座らされる。
シャシリクを焼いているところを
見れて嬉しいのだが、どういう状況？

息子を紹介され、
代わる代わるホールの
お兄さんたちがやってきては
名前を聞かれ挨拶をする。
この国でこの帽子を被っていると
お見合いが始まるらしい。

ふらふら、行ったことのない
小道を歩いていると、
たまたまスザニ工房を発見。
ここがものすごく美しく大感動。

本当に美しいものを見ると
こんなに圧倒されるのかと。
伝統的でありながら
新しいものと混ざった
ここにしかない美しいデザイン。

これは玉ねぎ、これはザクロ、と
自然の色で染めた話だけでも
永遠と聞いていたいほど
面白くてうっとりする。

細かく布を全面刺繍したデザイン、
鳥や花、動きのある流れ、
あえてきっちりしていない
手書きの柔らかさ。

とにかく素敵だった。
マスターのおじいちゃんと
息子さんもいろいろ教えてくれて
なんだか夢のような時間と空間だった。

奥には古いスザニや
より大作のもの、服に仕立てたものなどが
埋まっていて、本当にいいものを
買いたいという人には
奥から出してくるのだろう。
シルクロードの商人の
夢のような掘り出し物がたくさん。

あまりに気に入って、
離れがたかった。
ここの作品の一つ一つを写真に収めて、
素材感や表面が伝わるような
特殊な印刷で本にする
プロジェクトをしたいと思った。
こんなに素敵なものを、
何かまとめあげて
残さなければ、という思いが湧いてきた。
傑作に囲まれたこの空間が
圧倒的な空気感を放っていた。

タイのピンスワンベンジャロンでも、
スリランカのバティックでも
サマルカンドのスザニも
ここのスザニも、
本当に美しい国のトップの技術をもつ
工房を訪ねて名刺を渡して
連絡先を交換して
記事に書かせていただける
関係になれたことが
ありがたく幸せで、
財産だなぁとしみじみ。

詳しくはここだけでも
書こうと思う。

そのあとはカフェで予定を立てる。
ヒヴァに行くかどうか。
悩みどころ。
いい時間の電車がなかったり
売り切れ多発。

行かない方向で話していくも
もう一つの街までも
結局売り切れで足止めを
くらってしまうことが発覚し、
それならヒヴァへと。
朝3:52発の電車。
1日それ一本だけ。
どんなオペレーションなのだ。
乗客も運転手さんも駅員さんも
誰も得しないなぞの時間帯。
無事に寝過ごさずに
乗れますように。オールかなぁ。

今日の空はめずらしく雲が多く、
夕焼けは真っ赤に染まらなかった。
砂漠の街が夕日に染まる風景は
ヒヴァでのお楽しみか。

ーーーーーーーーー