世界一周170日目🇰🇬🇩🇪 10.8 キルギスからドイツ、25時間の意識

今日はトータル25時間
ほぼ寝てなくひたすら移動。
途中気絶しかけた。

朝4時に起きて
キルギスのビシュケクから
イスタンブールで乗り換え、
そのあとミュンヘン。

時間はたてどたてど
時差もあるので一向に時間が進まない。

ミュンヘンに着いた時点で
ものすごく疲れていたが、
なんとなんやかんやで
電車を3回も乗り換えて
遅延のせいで乗り遅れて
さらに30分待ったり、
なんてしてたら結局友達の家に着いたのは
6時間後だった。

乗り換えのプレッシャーと
遅い時間で治安もそこまで
よくないので寝てはいけない圧と
アドレナリン出まくりで
なんとか意識を保っていた。

水もほぼ飲まずご飯もほぼ食べず
ほぼ寝れずにいたら、
一旦乗り換えぎギリギリで
走ろうと思ったが
体が動かなかった。
キャリーが重過ぎて力が入らないし
階段を駆け上がれない。

結局電車も行ってしまい30分待つことに。
自販機を見つけてついに水を手に入れた。
値段がなかったのだが、まさかの
2.5ユーロで450円もしたのかと
悲しくなったが、命には変えられない。
完全に脱水かつ睡眠不足。

あと1時間電車に乗って乗り換えて
さらに1時間、と思ったら
だいぶ心が折れた。

妹と交代で少し目を瞑ったりしたが、
そのとき階段を走った疲労がどっときて
一度意識を失った。

そのあとは2人でひたすら
Kindleの汁と飯という料理本を見ては
これ美味しそう、と脳死で
必死に会話しつつアドレナリンを出して
なんとか意識を保つ。
なかなか美味しそうな
お味噌汁と炊き込みご飯が
並んでいたおかげで助かった。

寝たのはドイツの23時とかで
6時間の時差を考えるとなんと
25時間もぶっ続けで移動していたのだ。

ひとつ反省したこと。
いつでも上機嫌でいるべき、
と思ったできごとが。

ビシュケクの空港で
荷物検査のおじさんが
せっかく日本人と気付いてコンニチハ、と
言ってくれたが、疲れていて
あまりいいリアクションはせず
微笑んだだけだった。

そのあとちょっとやらかして
ものすごく親切に
いろいろ助けてくれたのは
その人だった。

あのときもう少し感じよく
するべきだったなぁ、と
こんなにお世話になって、
こんなにいい人なのに。と。

それからやっと着いた
ドイツの空港では
紛らわしい黄色の他のキャリーが
10周くらいしてたので、
絶対この人がわたしの間違えて
持ってってるわ、と
ロストバゲージ疑惑で
めちゃくちゃ待ったし、
（最後の最後にわたしのも出てきた）
入国審査はめちゃくちゃ厳しかったしで
本当に疲れた。

現金出させられたり
ドイツの友達にその場で電話したり
旅の詳しいこと聞かれたり
クレジットカードを見せろと言われたり。

今、日本の若い女の子が
アメリカとかヨーロッパで
出稼ぎのようなパパ活をしているのが
社会問題らしく、厳しいそうで。

ドイツの電車や道や駐車場には
フォルクスワーゲンやら
BMWやらベンツやら
車に全く興味のないわたしですら
知っているような有名な高級車
ばかりが通っていて面白かった。
日本で普通にトヨタとホンダと
スズキを見ているような感じなのだろうが。

そしてようやっと家に到着。

ドイツ人の友達と少し話し、
日本のどこが好きなの？と
聞くと、地球の裏側なのに
ドイツ人と似ているところがあったり、
人が優しくてたくさん友達ができたり、
といろいろ話してくれた。

わたしたちにとって
地球の裏側というと
ブラジルとか南米のイメージで、
日本人からみるとヨーロッパは
遠いけどたくさん真似して憧れている
地域なので身近にも感じていたので、
地球の裏側、という表現が
面白かった。
向こうからみて裏側なら
こっちからみて裏側も
向こうになるはずなのに、と
クスッとした。

コーカサス、ヨーロッパ、
南米、アフリカ。
まだまだ面白そうな地域がたくさん。
どこをどう旅しようか。
ここから先の予定はほぼなかったので
心の赴くままに、
でも効率よくシーズンを考えつつ
次の旅の予定を考えないとな。

とりあえず気絶したように眠った。

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