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スピリチュアルマウンティングには気をつけろ!

スピリチュアルマウンティングバスターのNaokoです。

いつからスピリチュアルマウンティングバスターになったのかは謎だけど、とりあえず今思いついたので書きました笑笑

さて、ここ数年ちょっと危惧していることがありまして…。
特に「風の時代」と呼ばれる時代にはますます気をつけなくてはいけないんじゃないか…と。

それがスピリチュアルマウンティング。

スピリチュアルマウンティングとは

スピリチュアルマウンティングとは、いわゆるスピリチュアル領域におけるマウンティングのこと。

マウンティングという言葉も随分浸透しているので説明するまでもないけれど、どちらの存在の方が上なのかを示すような、動物界でよく見られる行為が、転じて人間界においては、自分の方が相手より上の立場であることを誇示するような言葉や態度として認識されているあれです。

これがスピリチュアル領域でのマウンティングではどうなるかというと、故意(あるいは無意識の場合もあるかも)に、自分の方が霊格(?)が高いと相手に感じさせてしまうってこと。

スピリチュアルマウンティングはどのようにして起きるのか

例えば「あなたなんか変なとこ行った?あんまりよくないものが憑いてるみたい」とか、そこまでおどろおどろしい言い方じゃないにせよ、「あなた、最近なんだかちょっと気が悪い気がするけど」「エネルギーの感じがよくない」という言うとき。

暗に「私にはあなたに見えていないものが見えています」というメッセージになってしまう。

このとき、あなたがもし、いわゆるスピリチュアルな意味で「見える人」「感じる人」「聞こえる人」であるならば、見えている世界が同じと思われるので、とりあえずまぁいいでしょう。

しかし、スピリチュアルな特殊能力があるわけでもない私のような“凡人”の場合、この時点で「私には見えない何かが見えてわかる人」から「私には見えない感じられない何か」について心配されている、という状態になってしまうのですね。

そして、たった一度そう言われただけであれば、「ふーん」で済ませて終わりになるかもしれないけれど、スピリチュアル領域に興味がある人の場合、あるいは今まで全くそんなことに興味はなかったけれど、毎日のようにそれを繰り返し言われた場合、決していい気分はしない。

むしろ「私の何かが悪いんじゃないか」と無意識にもその心配は刷り込まれていってしまう。

心配や恐れというのはとても強力なエネルギーを持っているので、そういう思考に無意識にでも囚われていると、気づかないうちにストレスとなってカラダのあちこちに症状として現れてくる場合もある。

実際、私自身の経験上もそう感じています。

数年前、病院に行っても薬を使っても治らない、考えられることを色々やって生活改善とかしても治らない、というときに、潜在意識にアクセスするような療法で心や意識のレベルをみていったことがある。

それは対話型で進めるセッションなのだけど、自分を取り巻くさまざまな考えやトピックを洗い出し、一見、因果関係がなさそうに見えるもののなかに、無意識上の接続点や関係性を見出し、それらに優先順位をつけて順番に解放していくというようなもの。

私:「最近、食生活がよくないのかもしれない」
セラピスト:「それじゃないみたいですね」

私:「うーん、最近仕事で負荷をかけすぎてるからかなぁ…」
セラピスト:「それでもないみたいです。そこには反応しないです。」

私:「関係ないとは思うけど、そういえば最近、Aさんからこれこれこういうことを言われている。気にしていないつもりだけど、やはりいい気はしなくて気にしているかもしれない」
セラピスト:「はい、なおこさん、それです!原因はAさんです。」

今思えばAさんにはスピリチュアルマウンティングをかけられていた。

しかし、ここで言いたいのは、「私にスピリチュアルマウンティングをかけたのはAさんだ!」という断定や「やっぱりAさんが悪かったんだ。私は悪くない!」といった二元論的なことではない。

実際、Aさんは結果的に私にスピリチュアルマウンティングをかけたかもしれないけれど(Aさんがかけたのではなく、私が潜在意識でそう認識していただけとも言う)、悪気があってそうしたわけではなく、善意からなおこさんを助けてあげなくちゃ!と思っていたのだと思うし、実際、私はそれがきっかけの一つとなってホリスティックにスピリチュアルなこともまで取り扱うウェルビーイングスタジオ「Native Stellar Alchemy(通称:館)」をはじめることになったとも言えるので、当時も今も感謝しかない。

スピリチュアルマウンティングの問題点

では何を言いたいかというと、Aさんが悪かったのだ、ということではなくて、Aさんに言われ続けたことが、自分のなかで引っかかりを作り、そこに囚われた結果、「自分のオーラは曇ってるんだ」「自分のオーラは黒くて暗いんだ」「私のエネルギーレベルは低いんだ」と信じこんでしまったことにある。

そしてAさんの話から「エネルギーレベルが低いと人によくない影響を与えてしまうのだ」と感じ、「自分がそばにいるだけで相手に迷惑をかけているんじゃないか」と自分の存在自体を喜んであげられないような状態に陥ってしまったこと。

Aさんは決して私が落ち込んで孤立するようなことを望んでいたとは思えないけれど、結局、私自身が無意識に信じた些細なことで、心理的には勝手に落ち込んでしまったことになる。

そして「なおこさん、もっとこうした方がいいんじゃない?」と言われることに対して「私は本当はそれがいいと思ってるわけじゃないけど、私には見えないものが見えている人がそう言っているのだから、言うことを聞いておいたほうがいいのかな」と感じたり。

あるいは、全くそういうスピリチュアルとは関係ない仕事の話をしているときでも、「私の意見や考えは普通に良さそうだけれど、いや、私には見えていない何かがわかる人からしたらあまりよくないものなのかもしれない」と、勝手に自分や自分の仕事の内容を卑下してしまうことで、結果的に相手にマウントをとらせてしまうような。

こうなると、落ち込むだけではなく、自らを否定することに向かっていく。

ちなみに、便宜上「落ち込んでしまった」という書き方をしたけれど、実際のところは、その当時、毎日それなりに楽しく過ごしていたし、周りにいる人からも「なおこさんっていつも明るくて元気だね」と見られていたはずで、決して「自分はダメな人間なんだ。一人でいた方が人に迷惑をかけないんだ」なんて微塵も感じたことはなかった。

でも、あくまで顕在意識には現れてこなかったというだけで、潜在意識では深く刷り込まれ、おそらく傷ついていたということなのだろうと思う。

ちなみに、こうした呪縛は、前述の潜在意識にアクセスするようなセラピーで、自分で自分を掘り、自分で解決していくというプロセスで解いていったので、今はそんな風に考えることはない。

勘違いしちゃダメ!
スピリチュアルマウンティングの落とし穴

だけど、その経験、そしてその後から今日に至るまでに見聞きしたことや経験したことから感じていて、人にも伝えたいと思っていることがある。

それは、自分に見えないものが「見えている」人が、必ずしも自分よりもエネルギーレベルや霊格が高いというわけではない、ということである。

オーラというのは色で見えるのかどうかはさておき、存在するのだろう。
絶対的な温度と同じで、エネルギーの高い低いというものはあるだろう。

けども、自分にとっての適温(ちょうどいいエネルギー状態)は人によって違うことがある。

普段のお風呂で42度がちょうどいいと感じる人だって、極寒の外から帰ってきてカラダが凍るように冷たいときにいきなり42度に入ったら「あちっ!!」ってなるだろうし、そんなときは39〜40度ぐらいがちょうどよくあったかい、と感じるかもしれない。

だから、ある人が「あなた気が悪いです」「オーラがなんかいい感じじゃないみたい」というとき、本当に絶対的な意味で気の状態が悪いこともあるかもしれないけれど、もしかしたら、その言ってきた相手にとって心地よくない、あるいはその人にとって単に都合が悪いエネルギー状態であるってことも考えられるのではないだろうか。

では、相手にとって心地よくない、都合が悪いエネルギー状態は何かといえば、相手がマウンティングを取れないほど自分の方がエネルギー状態が高いになっているということかもしれない。

であれば、むしろそれは喜ばしいことで、相手にとやかく言われる筋合いはない。

あるいは、自分の方が先見の明的な意味で「見える」状態になることで、スピリチュアルマウンティングを取ろうとする人の、人間的にまずい部分(現実世界において正した方がいいようなこと)を指摘できるような状態になってしまうことなのかもしれない。都合悪いことを指摘されないために「見える」という武器を使って牽制するためにマウンティングをかけてきているだけ…とか。

ついでにいうとその「見える」人に言われたコトが、実は私に対してではなくて「あなた自身への忠告なのではないですか?」と感じることもあったりなかったり…。


そもそも「見える」とは?

だけどやはり、「見える人」と「見えない人」の構図がある限り、こういう攻防(?)は続くのだろう。

しかし改めて考えてみると、そもそも「見える」ってなに?ってことでもある。

もっといえば、「見えない」私だって「見えている」とは言えないだろうか?

だって、友達や家族に「今日なんだか元気ないみたい」とか「あれ、なんだか顔色よくないけど大丈夫?」って言うでしょ?

あれと一緒。

人間の目はすばらしく高性能だからほんの僅かな色の違いも見分けられるらしい。だから、皮膚を通してうっすら見える血管を通る血の具合とかで顔色を見ているのかもしれないけれど、「見える」と言っている人は、多分その延長線上ぐらいの話しなのだと思えばいい。

髪の毛を切ったことに気づかない友達もいれば、即座に気づいてしかも、ヘアサロンで選択したメニューまで言い当てるぐらいにヘアケアや美に敏感な人というのもいる。

逆に「見える」と言ってる人でも、なんというか、こういうスピリチュアルっぽい会話じゃなく、ごく普通のビジネスの話とかしてて全然話についてこれなかったり、トンチンカンな回答をよこすようなことがあれば、それはその領域のことが全然見えてないってことになるわけで…。

「見える」というのは単に得意不得意の話?っていう気もする。
そういう程度の違いだと思うけどね、私は。

だから、「見える人」が絶対的に偉いのでもないし、「見えない人」が弱い存在なのでもない

得意なことはその人にやってもらって助けてもらう、自分は自分の得意なことをやって相手を助ける。そういう対等な立場であって、お互いを生かしてうまくやっていく。そういうスタンスが良いのではないかと。


「風の時代」に特に気をつけなくてはいけない理由

ちなみに冒頭で、このスピリチュアルマウンティングというのは、特に「風の時代」と呼ばれる時代にはますます気をつけなくてはいけないんじゃないか…と書いた。

それはなぜかといえば、物質的でわかりやすく計量できる土の時代とは打って変わって、風の時代には、精神的な豊かさやスピリチュアルな領域を含む「見えない」世界に対する価値が高まっていくからだ。

見えない世界を客観的に定量的にはかることは、現時点では一般的ではないし難しい。ということはある意味、悪意がある人にとっては詐欺し放題の世界でもあるということ。

スピリチュアルマウンティングをかけられやすい状況が増えることが想像に難くないし、スピリチュアルマウンティングをかけられている状態では盲目的に従いやすくもなってしまう。

だから「風の時代」というのは響き上、とても軽やかで素晴らしい世界のように感じるけれど、実際には、この新しい時代の、初期のある時期に関しては脆弱な時代とも言える。

インターネットやSNSの状況を見ればわかりやすい。
ネットでもあるアプリでもサービスでも、立ち上がり時期はリテラシーの高い人が使い始め、そうした人たちで利用が占められているので、比較的性善説に基づいたあるべき姿での利用がされていく。

しかし、ある時期からリテラシーの低い人達が流入しはじめるとサービスは荒らされていき、初期のいいユーザーが離れる原因にもなったりする。また、リテラシーの低い利用者を食い物にするような質の悪い業者が乗り込んでくることもあるし、場合によって犯罪の温床になったりすることもある。

身を守るためにできること

だから、騙されないためには、最低限スピリチュアルとか言われる領域のからくりを知っておく必要があるし、悪意の有無に関わらず自分に近づいてくる人がいた時に、それが本当に大丈夫そうかどうか、信頼できるものなのか、野性的に直感的に見極められるようなセンサーを磨いておく必要がある。

いいですか?
決して、身を守るために「曇ってるオーラを浄化したほうがいい」とかじゃないですよ?

浄化のためにエネルギーが込められた塩とかオイルとか買うとかしなくていいです。(必要なら自然の力を借りて自分で作ればいい)

ある方向から何か言われた時に、それをそのまま受け取るのではなく、あらゆる視点、切り口からそれを眺め、信頼に足るのかどうかを検証する。

そういう風に多面的に物事を見る癖や技術を身につけることが風の時代のリテラシーであり、また、スピリチュアルマウンティングのような攻撃にあわないよう、獲得しておく必要があるのがスピリチュアル免疫力

自分と向き合い、観察し、軸をしっかり持つ。
そのために自分で使えるツールを持つ。使いこなす方法を知る。
あくまで自分でできるようになること。

ガイドブックや指針は必要かもしれない。
使いこなすために教えてくれるインストラクターもいてくれると安心。

でも、あくまで自分の人生を決め、歩いていくのは自分
誰かが言ってくれる、やってくれる何かにまかせておくようなものではない。

どっちが上でどっちが下でもない。

と、まぁ〜、偉そうに書いてはみたものの、なかなか難しいし、私も「うぅ。今日エネルギーがなんか変な気がする…。、どうしたらいいのー?」とか言ってるけどね。ぎゃはは。

館のサービスについて:

ウェルビーイングスタジオ「Native Stellar Alchemy」(通称:館)で提供している、星読み鑑定以外のさまざまなサービスについてもこちらにまとめていますので、よかったらご覧ください。



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