しあわせの在り処
SHOCK 3/19 13:00
開演前は全くなんともなかったのにいざ幕が上がってオーケストラの音が聞こえた瞬間、目の前がぼやけて見えなくなった。
私が観劇する前日に先にSHOCKを見てきた奏担のFFさんがいて、「始まりからずっと泣いてた」ってツイートしてた。
そんなバカな。どこに泣くんだよ、涙腺ゆるすぎって思ってたのにいざ幕が上がると涙が出て驚いた。
なんで泣いてるんだ、と。
でも止まらなかった。
まあffさんみたいに最初っから最後まで泣いてるなんてことはなかったけど。最初だけで止まった。ほんとに申し訳ないけど光一くんが出てきた瞬間に止まった(笑)ごめんなさい。
でも少なくともSHOCKの幕が上がったときに涙が出た、泣いたのは事実であって。
それはなんでかって考えたら、やっぱり私は自分が思っているより生のエンターテイメント、特に音楽系が好きで、平気だった気がしていたけど本当はどこかずっとズレが生じていて。そのズレが修正されたんだと思う。戻ってきたんだと思う。変わってしまった日常の中に再帰点を感じたんだと思う。
私は変わっていくものがあまり得意じゃない。グループの形が変わるのもシリーズものが終わるのもあまり好きじゃない。もちろん日常も。出来ることなら今すぐにでも気軽に生のエンターテイメントが楽しめる日常に戻ってほしい。
私が昨日帝劇のあの席でSHOCKを観ることができたのは"希望"だと思う。まだ一向に収まることの知らない世の中で沢山のお客さんを入れて"劇場"で直接演者の生き様を肌で感じられることが嬉しかった。生きてるって感じた。オーケストラの演奏を聴いている間はとにかくずっと「生きてる、しあわせ」を噛み締めていた。この空間が何よりもしあわせだった。
去年の今頃。
舞台、ライブが次々と中止になっていく中、どうしても行きたいものはなかったし平気だと思っていた。でも決して平気なんかじゃなかった。知らない間にダメージを負っていた。それに気づかせてくれた。自分が思っているよりも私はエンターテイメントを求めているんだな、と。
本当にこれが好きなのか?この道でいいのか?って進路に悩むこともあったけど昨日はっきりわかった。私はこの世界が好きで、この世界で生きていきたい。上手くいくとは限らない、無理だ。って言われるかもしれない。でも可能性があるうちは諦めたくないし、私はどうしてもこの感動を多くの人に伝えたい。まだ知らない人に伝えたい。だからもう少し夢を見ることにしようと思う。夢で終わらせないためにも今日からまた進んでいこうと思う。
Endless SHOCK -Eternal- 素敵な舞台でした。いつかまた、この場所に戻って来られますように。