存在目標

瀬戸内寂聴さんのドキュメンタリー映画を観てきました。
「瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと」
いろいろな感想があると思いますが、
私にとっては、非常に考えさせられる映画でしたね。

「生きるということは、死ぬ日まで自分の可能性をあきらめず、
与えられた才能や日々の仕事に努力しつづけることです」

寂聴さんの言葉です。
実際、99歳で亡くなる直前まで連載執筆のお仕事を続けられている姿が
映画に収められていました。

書くことが大好きで、
しかも才能があって評価され、
周囲からも書くことを求められる。

この3つがそろうことは、なかなかないでしょう。

凡庸な私は、寂聴さんのようにはなれないけれど、
明日死ぬとしても、99歳まで生きるにしても、
自分の可能性をあきらめないで今日を生きる。

このことを、
深く心に銘じて生きていきたいと思いました。

さて、私の可能性とはなんだろう?

人付き合いは嫌いだけども、
人間は大好きというところまではわかってきました。
そして、
「寄り添いを必要としている人に寄り添いたい」
という気持ちも、相変わらず大きい。

仙台でコミュニティカフェを立ち上げたとき、
「話すだけでも救われる人はいるはずだ」という想いが根底にあり、
傾聴カフェをしようと思い立ったのが最初でした。

3年間で紆余曲折あり、傾聴カフェではなく、
世にも奇妙なカフェになって終わったのですがw
どうやらここ(「寄り添いたい」)は、
個人的に、
もう少しやりきってみる必要がありそうな気がしています。

もし、
寂聴さんのように99歳まで生きることができて、
そのとき、
私の存在を、「心の支えとしています」という人がひとりでもいたら、
そんな素晴らしいことはないですね。

「人の心の支えになろう」と思って何かをするのは、
なんか違う気がするのだけど、
自分がやりたいことをやった結果、
その行為ではなく、
自分の存在自体が、誰かの支えになる。

それができたら、最高だなぁ・・・



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