信頼して子どもを預けられないなと思った経緯 ②
さて、前回の続きです。
酷暑により残り2試合を翌週へスライドすることになった当日、ドンキーは所用で不在とのことが前日土曜日の練習で共有された。
選手たちは内心ホッとした様子。でもコングはいるからね。
ドンキーがいない時のコング、選手たちの言い方を借りるならば・・・
「イキる」
とにかく、ドンキーさんがいねぇんでアタシが厳しくやっときやす!!
といった具合に、トゲトゲ言葉とイヤミ爆弾を落としまくるらしい。
当日の2試合を勝利で終えたチームは、結果として準優勝だった。
獲得ポイントは4ポイント。優勝したチームは7ポイント。
ここしばらくのチーム状況、選手たちのメンタルを考えると私は優勝を逃したなんて言う考えは微塵もなく、むしろこの状況でよくぞ準優勝を勝ち取ったと思っている。
みんな最後まで気を抜かず、全力で走り抜けた2日間の6試合。胸を張って堂々と準優勝を喜んでいいと思った。
しかし・・・である!
大会が終わった後に、「私は2つしっかり勝てて良かった。みんなが頑張っていてお見事でした!」とチームLINEに書き込んだ。
その他にも2日間にわたって監督・コーチ・連盟の皆さん、保護者みんなありがとうございました。みんな頑張った!2位4ポイントを確実に獲得できたね!おめでとう!などの書き込みをする人もいて、いい感じでその日を終えられたと思っていた。
しかし、コーチ陣からは一切何の書き込みもなく(まぁ当日いたコーチはミーティングなどで選手たちに話しただろうしいいか)、ドンキーは沈黙している。相変わらずこういうところにイライラする。
私は2日後に、ある選手のファインプレイを切り取った動画をupして共有した。その際に、「オリンピックで世界最高峰の様々な競技を観られること、プレイだけではなく選手やコーチたちの表情や声掛け、雰囲気を見て、そこから感じたり学ぶことも多いと思います。それを今度会ったら聞かせてね!」と書き込みをした。本来は監督がそういうところに触れて欲しかったけど、、、という思いもありつつ、待っていられなかったので書き込みました。そしてその最後に「笑顔はカラダがよく動くんだよ!」と選手たちに向けて笑顔でリラックスして楽しみながら試合をして欲しいとの思いから書きこんでみたのだ。
すると翌日のドンキーから長文のお気持ち表明レシート文が投下されたのだ!めちゃくちゃ長文で、「すべて見る・・・」みたいな表示が出るくらいのボリューム。もう読む前から覚悟が必要な長さだ。
しかも、タイトルまであるじゃないか!「監督から・・・」的な。
監督を前面に出してくる内容だ。要するに保護者たちとを分ける狙いだろう。まぁそれもわからんでもない。あっちからしたら、自分たちの領域に踏み込んできたインベーダー的な存在かも知れないし、理解はできる。さぁ読んでみようということで読み進めると・・・
立派な2位おめでとう → そう書いた直後に、関東大会優勝を目指す中で、市内大会のこの大会で優勝を目指した結果の2位ってどんな気持ち?って書いてある。
この後関東大会までどうやって過ごすの?2位は悪いと思わないけど、まだまだ上がいるよ。オレは次は絶対に一番になってやるぞと負けたくない気持ちでいっぱいだ!と選手の気持ちは無視して書いてある。
オリンピックみても、必死に頑張ってそれでも勝てなくて悔しがって涙を流す選手をかっこいいと思う。みんなもそのくらい努力してほしいって書いてある。
保護者よりこのチームでの活動では、誰よりもみんなのことを知っている。だから監督じゃないと言えないことがあるし、厳しいことも言う。
って書いてある。なんか急に自分の存在をアピールしてきた印象だった。
必死に努力したその先にあるのが、本当の楽しさだ。本気で楽しいと自然と笑顔が出るとある。そうかもしれないが、小学生のスポーツだ。オリンピアンじゃない。
私が笑顔はカラダがよく動くんだぜ!って書いたことへのアンサーのように思えた。でも私は、選手たちが必死に努力していると思っているし、彼女たちなりに考えて一生懸命プレイしていると思っている。
ただ、ドンキーとコングへの気持ちが全てなくなっただけなんだ。彼らの駒じゃない、自分たちでもっとやってみたいんだっていう正しい欲求が、自我が生まれてきただけなんだと思う。それを認めて受け入れて、お互いにではどうしたらチーム力をアップできるか、雰囲気を改善できるかを考えてあげて欲しかった。
ドンキーから選手たちへのメッセージを極力フラットに読むように努めたが・・・やはりドンキーが勝ちたいだけにしか思えない内容で、監督じゃなきゃ言えないことがあるから厳しいことも言うなんて書いているけど、監督だから言わなきゃいけないもっと大切な、常識的なこと、当たり前のマナーみたいなのが欠落していることはわかってないんだな。自分を客観視できないんだろうなって思った。
私がその時点までに何度も思った、ドンキーやコングがきちんと選手たちや保護者に向けて伝えるべきであったが、結局やらなかったこと、それはNGだろうっていう行為を簡単に並べると・・・(どれも簡単なことばかりであるし、すでに触れているものもあるかも知れないがご容赦を)
①自分が公式大会に行かないことを、わかった時点でチームへ伝えない
その結果、当日に選手も保護者もそれを知り、監督代行が指揮を取る。
代行は代行で一生懸命指揮するが、オーダーや指示出しのタイミングがいつもと異なるので何となく調子が狂ってしまい選手が戸惑う。
②保護者が色々スケジュールや連絡事項を書き込んでも一切スルー
③祝勝会や決起集会的なものも事前に日程を伝えてあるのに来ない。来ないばかりか来ないことへの説明もない。何ならそのタイミングで自分たちは別会場で飲んでいる。
④チーム初の合宿にも宿泊なし、初日の午前中参加のみ。もちろんそのことをチームに伝えるもなく、監督が合宿に宿泊も翌日も参加しないことに対して一言もない。
⑤無事に保護者と選手たちという30人を超える大所帯で無事に宿泊、様々なイベントを終えて戻りましたという連絡に対しても一切リアクションなし。それくらいも求めたらいけないのか??
とざっと簡単に思い浮かんだだけでもこれくらいある。どれも偉そうに「監督から選手たちへ」なんて長文書いて、やれ挨拶・返事・礼儀がなってない!なんて日頃選手たちへ言っている人がこんな簡単な常識の手前みたいなことができていないんだ。そんな人が選手たちへ何言っても伝わらないよね。
コングだって、先日の市内全チーム合同練習試合があった日の朝、「今日はたくさんのチームがきます。大人もたくさんいるので、みんなしっかり挨拶しましょう。」とここまではまあいいよ、その通りだよ。
と思った次の瞬間!!!
「オレは誰からも挨拶されてませんので!以上!」
という飛び道具である。朝から頂きましたーー!って感じで選手たちも保護者も「また出たよ、コングの嫌味。朝からうんざりだわー」という表情である。一気にやる気がなくなる魔法の言葉を自チームにぶん投げるんだよ。
どうして自分が誰からも挨拶されなくて寂しかったよっていう「1次感情」をそのまま伝えないんだろう。怒りに変わった2次感情で伝えるのは自分のためにならないし、チームにとってはメリットZEROというかマイナス1万だよ。はぁ、疲れるぜ。
やっぱりもうこの人たちに、自分の子どもを安心して信頼して預けるのは難しいなって思った。
次回、このチームに起こった大事件について書こうと思います。そしてその大事件の前に私は娘を行かせるのを辞めようと思ったことも書きます。
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